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日本トランスシティ/売上高は前年比4・7%増、経常利益は前年比16・9%減(平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

      売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

30年3月期 95,609 4.7   2,345 △21.3  3,121 △16.9  2,084 △48.2

29年3月期 91,332 △2.0  2,979 △21.2  3,757 △16.6  4,021 35.7

(注)包括利益 30年3月期 3,172百万円(△44.4%)  29年3月期 5,703百万円 (278.3%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

[全般の概況]

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により緩やかな景気回復基調で推移 したものの、米国の政策運営や近隣諸国との地政学的リスクの影響で、世界経済の不確実性が高く、日本経済は 依然として先行き不透明な状況となりました。 こうした経済環境のなか、物流業界におきましては、世界経済の拡大基調を受けて、輸出入の取扱いが堅調に 推移し、なかでも輸入では消費財の好調な荷動きが続き、電子部品など生産財の荷動きも回復を持続しました。 国内物流では食品工業品など消費関連貨物および一般機械・自動車部品など生産関連貨物も堅調に推移しまし た。 このような事業環境のなか、当社グループにおきましては、「中期経営計画」に基づき、様々な施策を実施い たしました。具体的には、国内ロジスティクス事業の強化策といたしまして、昨年5月に四日市港の霞ヶ浦北ふ 頭コンテナターミナル隣地に霞北埠頭流通センター(三重県四日市市)と、昨年9月に当社グループ最大規模 (倉庫面積65,207㎡)となる幸手物流センター(埼玉県幸手市)を本格稼動させ、施設の安定運営に努めました。 グローバルロジスティクス事業の拡充策といたしましては、物流事情の調査のために、本年1月にハンガリー駐 在員事務所を開設いたしました。 また、コーポレートガバナンス体制の強化の一環として、昨年6月に執行役員制度を導入するとともに各種会 議体の見直しを実施し、取締役会の監督機能強化、経営意思決定および業務遂行の効率化・迅速化を図りまし た。 当期の事業の概況は、総合物流業におきましては、倉庫業では、期中平均保管残高、貨物入出庫数量ならびに 物流加工の取扱量が前期に比べ増加しました。港湾運送業では、四日市港における海上コンテナの取扱量は増加 し、輸入原料、雑貨につきましても全般的に増加するなど、好調に推移しました。陸上運送業では、鉄道輸送な らびにバルクコンテナ輸送の取扱量は前期に比べ減少しましたが、主力のトラック輸送の取扱量は増加しまし た。国際複合輸送業では、航空輸送は、取扱件数、取扱量ともに前期に比べ減少し、海上輸送の取扱量につきま しては、輸出は前期に比べ減少したものの、輸入は大きく増加しました。 その他の事業におきましては、前期に引き続き、効率化や収支改善に努めてまいりました。 以上の結果、当期の連結売上高は、倉庫業、港湾運送業の取扱いが好調に推移したことなどから、前期比 4.7%増の956億9百万円となりました。連結経常利益は、不動産の取得に伴う租税公課の計上ならびに新規拠 点の稼動に伴う一時費用の増加により、前期比16.9%減の31億2千1百万円となり、親会社株主に帰属する当 期純利益は、前期に計上しました固定資産(土地)譲渡に伴う固定資産処分益等が当期はないことから、前期 比48.2%減の20億8千4百万円となりました。

[当期の事業別概況]

イ)総合物流事業

総合物流事業全般の売上高は、前期比4.8%増の945億1千3百万円の計上となりました。

<倉庫業>

当部門におきましては、期中平均保管残高は前期比3.3%増の47万9千トンとなりました。期中貨物入出庫 トン数につきましても、前期比10.4%増の775万8千トンとなり、保管貨物回転率は67.5%(前期63.1%)と 上昇しました。 以上の結果、当部門の売上高は、前期比7.4%増の373億7千7百万円の計上となりました。

<港湾運送業>

当部門におきましては、四日市港における海上コンテナの取扱量は、前期比6.8%増の22万6千本(20フィ ート換算)となり、完成自動車の取扱量は、国内車は増加しましたが、輸出車は減少しました。また、輸入原 料の取扱量につきましては、全般的に増加しました。 以上の結果、当部門の売上高は、前期比5.6%増の209億3千万円の計上となりました。

<陸上運送業>

当部門におきましては、通運貨物の取扱量は前期比13.1%減の24万8千トン、バルクコンテナ輸送にかかる 取扱量は前期比7.7%減の19万2千トンとなりましたが、貨物自動車運送の取扱量は前期比0.8%増の724万1 千トンとなりました。 以上の結果、当部門の売上高は、前期比3.3%増の183億9千6百万円の計上となりました。

<国際複合輸送業・その他>

当部門におきましては、航空輸送における輸出入の取扱量は前期比5.7%減の2千430トン、海上輸送におけ る輸出の取扱量は前期比1.3%減の90万3千トンとなりましたが、輸入の取扱量は前期比12.4%増の89万7千 トンとなりました。 以上の結果、当部門の売上高は、前期比0.2%増の178億9百万円の計上となりました。

ロ)その他の事業

その他の事業では、自動車整備業における車検取扱台数は前期比2.0%の減少となり、ゴルフ場の入場者数 も前期比3.9%の減少となりましたが、不動産事業の完成工事売上は前期比147.6%の増加となりました。 以上の結果、当部門の売上高は、前期比4.3%減の10億9千5百万円の計上となりました。

(略)

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