NEWS

物流ニュース

川西倉庫/経常利益は前年比20・2%増(平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

      売上高  営業利益 経常利益 当期純利益

30年3月期 22,343 0.7  586 10.4  657 20.2  487 31.6

29年3月期 22,197 0.7  531 23.4  546 21.1  370 35.2

(注)包括利益 30年3月期  587百万円 (18.1%) 29年3月期  497百万円 (356.2%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善する中、各種政策の効果もあり緩やかな回復 基調で推移いたしました。世界経済においてはアメリカや中国でも景気の回復基調が続いておりますが、金融市場 の動向や貿易摩擦の問題等により、不透明な状況も懸念されます。 このような状況のもと、当社グループは、中期経営計画『Vision2018・明日に向かって』で掲げる、流通加工等 の物流サービスの強化等による既存事業の拡大・強化、新倉庫建設やASEAN地区への投資等の成長に向けた戦 略的投資を行うなど、経営基盤の安定、強化に積極的に取り組んでまいりました。 当連結会計年度においては、コーヒー豆等の取扱いの増加による普通貨物の入出庫高、保管高の増加、神戸港で の港湾運送取扱業務の増加、前期に購入した信託物件や前期に連結子会社とした運送会社の業績が通期で寄与する などの収入増要因がありましたが、国際物流事業における貨物の取扱いの減少などの減少要因もあり、営業収益は 前期を若干上回る程度となりました。営業利益は当期に稼働した海外での新倉庫にかかる諸経費の計上や前期に新 設した新倉庫にかかる減価償却費等が増加しましたが、荷役用具費や信託物件の初期費用が減少したこともあり前 期を上回り、経常利益も受取配当金の増加等により前期を上回りました。親会社株主に帰属する当期純利益につい ても減損損失を特別損失に計上いたしましたが、投資有価証券売却益を特別利益に計上したことにより前期を上回 りました。 その結果、当連結会計年度の営業収益は前期比0.7%増加の22,343百万円、営業利益は前期比10.4%増加の586百 万円、経常利益は前期比20.2%増加の657百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比31.6%増加の487百万 円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

①国内物流事業

(倉庫業)

普通倉庫業務はコーヒー豆等の取扱いが堅調に推移し入出庫高、保管高とも前期を上回りました。冷蔵倉庫業 務は入出庫高は前期を上回りましたが、保管高は前期を下回りました。

(港湾運送業)

港湾運送業務は、神戸港での港湾運送取扱業務が増加したことにより堅調に推移いたしました。 (貨物運送取扱業務) 貨物運送取扱業務については既存業務における貨物の取扱量は前期を下回りましたが、前連結会計年度第2四 半期から連結子会社1社を加えたこともあり運送業務全体では前期を上回りました。

(その他物流関連業務)

流通加工業務については、新たな選別機械の導入等もあり前期を上回り、手続業務についても輸出入貨物の増 加により前期を上回りました。 その結果、国内物流事業の営業収益は前期比2.0%増加の18,963百万円、セグメント利益は前期比14.0%増加 の1,225百万円となりました。

②国際物流事業

国際物流事業においては、貨物の取扱いが前期に比べ減少したほか、海外現地法人の業績が低調に推移するな ど営業収益は前期を下回り、セグメント利益についても、海外での新倉庫稼働に係る経費の計上等もあり、前期 を下回りました。 その結果、営業収益は前期比8.3%減少の3,007百万円、セグメント利益は90.2%減少の7百万円となりまし た。 なお、不動産の賃貸事業及び物流資材の販売事業並びに太陽光発電の売電事業等のその他事業は、前期に購入 した信託物件の賃貸収入が通期で業績に寄与したこと等により、営業収益は前期比3.5%増加の429百万円、セグ メント利益は前期比56.6%増加の228百万円となりました。

(略)

Translate »