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住友商事/環境に配慮した都市型物流施設としてSOSiLA横浜港北が本格稼働開始

物流不動産・施設 2023.06.17

環境に配慮した都市型物流施設としてSOSiLA横浜港北が本格稼働開始~消費地向けラストワンマイルの大型物流拠点~

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)は、神奈川県横浜市緑区において住友商事として初めてランプウエイ型(注1)物流施設「SOSiLA横浜港北(以下「本施設」)」を開発し、2018年3月末に本施設が本格稼働を開始しました。

近年インターネット通販の拡大等による人手不足の深刻化を背景に、物流の効率化ニーズが高まっています。本施設は、消費地へのアクセスに優れた第三京浜道路「港北インターチェンジ」周辺の好立地にあり、神奈川内陸エリア・東京城西城南エリア向けのラストワンマイル(注2)として短時間納品や多頻度配送を実現させることで、物流の効率化に寄与します。また、1階から3階までトラックが直接アクセスできるランプウエイ型半屋内中央車路方式を採用することで、施設外部への騒音等の影響を最小化したうえで荷物の積み下ろしを効率的に行える設計になっています。施設内は、庫内作業に適した平均照度300ルクス(LED照明)を確保したほか、共用部に無料Wifiを装備したラウンジやシャワールームを設置し、働く環境の充実を目指します。さらに、環境へ配慮した取り組みとして、最上階の温熱環境改善を目的に屋上緑化や太陽光発電パネルを敷設し、高い遮熱効果を実現します。

本施設の1階フロアについては、アサヒロジスティクス株式会社と賃貸借契約を締結し、株式会社セブン-イレブン・ジャパン向けとして全国で初めて同一施設内で三温度帯に対応した戦略的物流拠点として稼働を開始しました。本施設が消費地に近くトラック配送効率の大幅な改善が期待できること、少ないフロア数で高効率オペレーションが可能なこと、および周辺人口に恵まれ雇用環境が優れている点等が評価され、その他ヤマト運輸株式会社など複数社と賃貸借契約を締結しています。他の区画で入居企業を募集しており、今後もマルチテナント向け大型物流施設としての価値向上に取り組んでいきます。

住友商事は、「SOSiLA」のブランドコンセプトである「人と社会を繋ぐ物流施設」を実現すべく、Sociability・Sustainability・Individualityの3つをキーワードに、物流効率化ニーズ・流通加工ニーズへの対応、施設持続性と可変性の追求、働く環境の向上といった新たな価値提供を行うべく施設づくりを進めてきました。
今後も、人口密集エリアを中心とした都市型物流施設の開発を行い、環境に配慮し省エネ・省資源へ取り組むとともに、物流現場における配送効率化ニーズや労働環境の向上に貢献していきます。

(注1)ランプウエイ型 :円形の連続スロープで上層階までトラックを直接乗り上げる施設形態。
(注2)ラストワンマイル:物流施設からエンドユーザーまで商品を運ぶ配送の最後の区間。

<参考資料>

■SOSiLA横浜港北 物件概要
住所 神奈川県横浜市緑区上山一丁目15番1
最寄駅 JR横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン「中山」駅 徒歩15分
敷地面積 39,064.11平方メートル(11,817坪)
延床面積 87,443.56平方メートル(26,452坪)
構造・階数 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)、4階建 
着工年月 2016年8月
竣工年月  2017年9月
 
■SOSiLA横浜港北 外観

 

■SOSiLA横浜港北 施設概要
  (URL) https://www.sumitomocorp.com/jp/-/media/Files/hq/news/release/2018/10140/sosila201805.pdf

■ SOSiLA横浜港北 施設紹介ムービー
(日本語版)

■SOSiLA HP : http://sosila.com/

■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、「地球環境との共生」「地域と産業の発展への貢献」「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」「多様なアクセスの構築」に資する事業です。

 

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