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大王製紙/大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター」稼働(4棟)と 衛生用紙のパレット輸送開始

物流不動産・施設 2023.06.17

~物流構造改革による衛生用紙の安定供給力の強化~

大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター」稼働(4棟)と

衛生用紙のパレット輸送開始

 

 大王製紙株式会社(住所:東京都千代田区、以下「当社」)は、トラック乗務員不足が深刻化し、年々輸送力の維持が難しくなっている環境下で、ホーム&パーソナルケア(以下「H&PC」)国内事業の成長を支えるために、ハードとソフトの両面から物流構造改革を進め、売上・収益拡大を強力にサポートする物流体制を整えます。

 今回、H&PC 主要生産工場の隣接地(愛媛県四国中央市、岐阜県可児市、静岡県富士宮市)で倉庫4棟を借上げて、大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター(以下「ELC」)四国中央、中部可児、富士北山、富士南陵」として2018年4月から7月にかけて順次稼働させます。

 また、生産設備を新設する川之江工場をはじめ、2018年10月には衛生用紙の主要生産工場にてパレット輸送を開始します。これにより、輸送・荷役・保管を効率化することでトラック乗務員の作業負荷を軽減するとともに、衛生用紙トップメーカーとしてお客様に対する商品の安定供給体制を一層強化します。

1.大型物流センター稼働

 当社はELCをH&PCの基幹物流センターとして、全国のお客様へ生産工場から大型車輌で直接納品できる物流体制を強化します。ELC4棟すべて地上2階建てで、大型車輌が直接アプローチ可能なスロープを採用しています。4棟合計で延床面積174,517m2(52,785坪)の充実した出荷機能と備蓄機能を備えたセンターです。

 現状、生産工場周辺の小型倉庫に商品在庫を分散保管しているため、出荷に際してはトラック乗務員が3~4ヶ所の倉庫を巡回して積込作業を行っています。ELC稼動により商品在庫を集約し、1ヶ所で積込みできる体制を整え、1階、2階それぞれのフロアで積込みを完結できる在庫レイアウトとします。

 積込みのために複数倉庫を巡回する移動時間を短縮(60分→10分 80%削減)することでトラック乗務員の作業負荷軽減と車両稼働率の向上を実現します。

 また、各センターは屋内若しくは大型 庇(ひさし)の下で荷役できる環境となっており、雨天時や気温が上昇する夏場でも安心して作業できる物流センターとなります。

2.パレット輸送開始(対象商品:ティシュー、トイレットロール、キッチンペーパー)

衛生用紙(ティシュー、トイレットロール、キッチンペーパー)のように嵩高で軽量 な日用雑貨品は、車両積載率をあげるため、乗務員による手積み手降しを行っています。 積込みと積降しにそれぞれ約 2 時間かかるため、待機時間が発生する要因の一つと なっています。 パレット輸送開始に際し、1 ケースあたりの商品入数・ケース寸法の見直しと、新たな パレットサイズを採用したことで、車両積載率と保管効率を維持してフォークリフト 荷役(機械荷役)を可能にしました。荷役を機械化することで荷受け側の代理店倉庫でも 車両待機と荷役時間の軽減(120 分→30 分 75%削減)に繋がり、メーカー出荷時および 代理店荷受け時の作業の効率化に貢献します。

ELC4 棟の運用とパレット輸送の組合せにより、荷役作業の効率化を進めるとともに、 人手不足の要因である敬遠される作業を軽減することで、トラック乗務員にとって働き やすい環境を整え、幅広い人材に活躍頂ける物流現場を実現します。

(略)

以下、本文は下記アドレスを参照ください。

~物流構造改革による衛生用紙の安定供給力の強化~
大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター」稼働(4棟)と
衛生用紙のパレット輸送開始(PDF:534KB)

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