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日本郵船/三菱商事向けの新造LNG船を「Diamond Gas Orchid」と命名

物流全般 2023.06.17

三菱商事向けの新造LNG船を「Diamond Gas Orchid」と命名

―最新船型「サヤリンゴSTaGE」の一番船―

2018年4月18日

 
左から6番目 三菱商事髙岡英則常務執行役員
         4番目 当社常務経営委員河野晃

当社と三菱商事株式会社(以下三菱商事)による合弁会社(注1)が保有し、Diamond Gas International Pte. Ltd.(注2)と長期定期用船契約を締結している新造液化天然ガス(LNG)運搬船の命名式が、本日、三菱重工業株式会社長崎造船所(長崎県長崎市)で行われました。

式典では、三菱商事の髙岡英則常務執行役員が同船を「Diamond Gas Orchid」と命名し、ご令室による支綱切断が行われました。本船は6月29日の竣工後、当社グループによる船舶管理のもと、米国ルイジアナ州で三菱商事と当社が共同参画するキャメロンLNGプロジェクトのLNG輸送などに従事する予定です。

 

 
最新船型「サヤリンゴSTaGE」 Diamond Gas Orchid

本船の貨物タンクはLNGの積載効率を高めると同時に、軽量化や空気抵抗軽減を可能とした「サヤリンゴ」形状を採用しています。上部が下部より膨らんだリンゴ形状のタンクを、船体と一体構造のタンクカバー(さや)で覆っているのが特徴です。また、推進機関には高効率再熱舶用蒸気タービン機関と2元燃料ディーゼル電気推進機関を組み合わせたハイブリッド2軸推進方式STaGE (Steam Turbine and Gas Engines) を採用し、燃料使用量と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を実現します。本船は次世代のタンク構造と推進システムを組み合わせた「サヤリンゴSTaGE」の一番船です。

当社は、新中期経営計画”Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”で策定した事業戦略に基づき、長期契約などの運賃安定型事業を積み上げるとともに、今後も環境に優しいLNGの安定供給に貢献します。

(注1)Diamond LNG Shipping 1 Pte. Ltd.
LNG船の保有とLNG輸送を目的とし、2015年にシンガポールで設立。出資比率は三菱商事50%、当社50%。

(注2)Diamond Gas International Pte. Ltd.
シンガポールに本社を置く三菱商事の100%子会社。

<本船概要>
(1)全長:293.5メートル
(2)全幅:48.94メートル
(3)総トン数:144,828トン
(4)主機関:STaGE (Steam Turbine and Gas Engines)
(5)積載容量:165,000m3
(6)建造造船所:三菱造船株式会社
(7)船籍:バハマ

<三菱商事株式会社>
本社:東京都千代田区
代表取締役社長:垣内 威彦
ホームページ:https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/

<関連リンク>
2013年5月17日発表
米国キャメロンLNGプロジェクトに関して合弁事業会社を設立
―エネルギーの安定供給、供給ソースの多様化に貢献―
http://www.nyk.com/release/2447/002623.html

2014年8月7日発表
「キャメロンLNGプロジェクト」最終投資に合意
―新たなビジネスチャンスに向け天然ガス液化事業に参画―
http://www.nyk.com/release/3131/003406.html

2015年5月14日発表
キャメロンLNGプロジェクトにLNG船2隻を投入
―三菱商事向けLNG船の定期用船契約を締結―
http://www.nyk.com/release/3560/003897.html

以上
 

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 
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