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東レ/インドでの樹脂コンパウンド拠点を新設

SCM・製造拠点 2023.06.17

[機能化成品]

インドでの樹脂コンパウンド拠点の新設について

 

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたび、当社インド現地法人であるToray Industries(India)Private Limited(略称:TID)において、耐熱性や耐薬品性、機械強度等において優れ、自動車の電装部品や電気・電子用コネクター等に使われるナイロン樹脂及びPBT樹脂コンパウンド生産設備の新設を決定しました。アンドラ・プラデシュ州スリシティーのTID事業拠点に年産約5,000トンの設備を導入し、2019年9月からの稼働を目指します。

 インド経済は、2016年から2030年にかけ年率6%の高い成長が見込まれる有望な市場です。所得水準の向上に伴い、自動車や家電等、高級品や高付加価値品の需要が拡大しています。中でも自動車市場は、2025年に向けて年率7%と大きな伸びが見込まれており、自動車用途のエンジニアリングプラスチックの需要拡大が予想されます。特に、近年の環境規制強化の流れにより、自動車用途を中心に、顧客要求特性の高度化が進み、当社が得意とする高機能素材のニーズが高まることが考えられます。

 今回の拠点新設は、その動きに対応して、現地生産による安定供給とリードタイム短縮、在庫・デリバリー、現地開発力等の機能を強化することを目的としています。当社は、自動車用部品、家電用部品など、今後拡大が期待されるインドでのエンジニアリングプラスチック需要をいち早く確実に取り込み、インドでの一層の事業拡大を目指します。

 東レは、中期経営課題”プロジェクト AP-G 2019″の基本戦略の一つとして、「グローバルな事業の拡大と高度化」を推進しています。今後、スリシティーのTID事業拠点を、インド内需のみならず、南アジアを主とするグローバルオペレーションの拠点として活用していく計画です。

 今後も、海外拠点の拡充と、有機的な連携をさらに強化し、グローバルな事業拡大を強力に推し進めてまいります。

<ご参考>

■Toray Industries(India)Private Limitedの概要

 (1)名称:Toray Industries(India)Private Limited(略称「TID」)

 (2)設立:2014年1月

 (3)所在地:首都ニューデリー近郊都市グルガオン(ハリアナ州)

 (4)資本金:3,150百万INR

 (5)出資比率:東レ株式会社 99.99% 東レインターナショナル 0.01%

 (6)代表者:末永繁一

 (7)事業内容:インド国市場調査及び東レグループ事業拡大・進出のための支援、東レグループ在インド拠点

以上

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