NEWS

物流ニュース

ラストワンマイル協同組合/中小規模 23 社による通販配送の協同組合が設立

物流全般 2023.06.17

荷主が抱える問題を解決する新たな選択肢

通販配送初!(※)中小規模 23 社による協同組合設立

~荷主との協業で低運賃化を実現~

 

 ラストワンマイル協同組合(理事長:志村 直純、以下ラストワンマイル)は、拡大を続けるネット通販市場に関連した宅配便取扱数増加や配送ドライバー不足を原因とした業界全体の運賃引き上げ、総量規制等の荷主の課題解決のため、通販配送初(※)となる協同組合を設立します。組合では 1 都 3 県の運送業者 23 社による、インターネット通販配送を受託できるサービスを提供します。サービスの正式開始は 2018 年 6 月 1 日(金)を予定しています。

 ※当社調べ

■設立の背景

 昨今、日本国内のネット通販の市場規模が目覚ましい拡大傾向にある中、宅配便取扱数が増加し、配送ドライバーの人手不足や、再配達の増加に伴う長時間労働が業界における問題となっています。それに伴い、業界全体として運賃引き上げやサービス変更の動きがあり、荷主への負担が増加しています。この問題を解決すべく、荷主と共同で工程の分担をすることによる低運賃の実現並びに、宅配大手のバイパスライン(副経路)としての役割を担う協同組合を設立することとなりました。

 サービス開始時は 1 都 3 県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)、3 万個/日の配送貨物量からスタートし、1 年後に 5 万個/日(年間 1,500 万個)、3 年後に 15 万個/日(年間 4,500 万個)の配送貨物量を目指していきます。

 さらに今後の展開として、まずは茨城県、山梨県、長野県、静岡県の運送会社を賛助会員とし、エリアの拡大を考えています。

■組合の特徴

 ラストワンマイルは、名前の由来の通りサービスアンカーとしての役割に特化した組合になり、コストを安く抑えられることが特徴です。荷主の利点は委託窓口の一元化により運送関連の業務が明確にできること。また、運送会社も協同組合の一括受注により、各地域の運賃格差がなくなり、受託の安売りによる過当競争もなくなる利点があります。

 ・新しい運賃体制:配送業者がワンストップで担っていた工程を荷主と分担します。

 ・付加サービスの削減:付加サービスである集荷電話受付、時間帯サービス、クール便など内容を絞って提供します。

 ・運送原価の圧縮:地域に密着した競争力のある中小の運送会社により運送原価を圧縮し、低運賃を実現します。

(略)

Translate »