三井物産/欧州における塗料製造・販売事業へ出資 SCM・製造拠点 2023.06.17 欧州における塗料製造・販売事業への出資参画 2018年4月17日 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石野 博、以下「関西ペイント」)の在欧州子会社であるKansai Helios Coatings GmbH(本社:オーストリア ウィーン市、CEO: Hubert Culik、David Kubala、以下「Helios社」)に出資参画する事に合意し、株主間協定書を含む関連契約の締結を完了致しました。出資比率は三井物産20%、関西ペイント80%です。 塗料はエネルギー、プラント・インフラ、自動車、船舶、建築など多様な産業で使用されています。世界市場は約1,500億米ドル(約16兆円)の規模があり、過去10年間の年平均成長率は約5%、今後も安定した成長が見込まれています。用途に応じて塗料に求められる機能や特性は異なり、特に工業用分野では顧客ニーズに合わせた綿密な商品開発が必要となります。また、地球環境負荷低減に対する意識向上に伴い、水系塗料や粉体塗料など環境対応型製品の開発も盛んです。近年、塗料業界ではこうした先進技術の確保や、ブランド・採用実績等、事業競争力の向上を目的にM&Aが活発に行われ、大型買収による寡占化も進んでいます。 Helios社はグループ傘下企業を通し、鉄道車両や農機・建機向け、金属製品用など、幅広い塗料製品を取りそろえ、オーストリア、スロベニア、ロシアなど欧州・CISに事業を展開し、2017年3月末より関西ペイントグループの子会社となっております。今後、三井物産と関西ペイントは、三井物産グループが保有する顧客や事業パートナーなどのグローバルネットワークと、関西ペイントグループの製品・技術を組合せ、欧州及び関連する市場に於いて競争力ある塗料事業の拡大に取り組んで参ります。 三井物産は、中期経営計画において「化学品」を中核分野のひとつと位置づけており、機械・インフラ事業、鉄鋼製品分野等で培ってきた事業基盤を活用した総合力の発揮により、塗料事業における収益基盤の確立を目指して参ります。 会社名称 Kansai Helios Coatings GmbH<カンサイヘリオスコーティングスゲーエムベーハー> 所在地 オーストリア共和国 ウィーン市、他 代表者 CEO(最高経営責任者):Hubert Culik<フーベルト・チュリック>CEO(最高経営責任者):David Kubala<ダビデ・クバラ> 従業員数 約2,100名(2017年12月現在) 事業内容 1. 塗料製造販売事業2. 合成樹脂製造販売事業3. 接着剤他、化学品製造販売事業 ウェブサイト http://www.helios-group.eu/ 青色塗料 Helios社本社 <使用例>旅客車両、ザルツブルグ駅にて ご注意:本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。