ヤマト運輸/大分交通・大分航空ターミナルとの初の観光支援型「客貨混載」で手ぶら観光を推進 物流全般 2023.06.17 大分交通・大分航空ターミナル・ヤマト運輸が初の観光支援型「客貨混載きゃくかこんさい」で手ぶら観光を推進!~大分空港から空港リムジンバスを活用して宿泊先まで手荷物をお届け。もっと身軽に、もっと充実した時間を~ 大分交通株式会社(代表取締役社長:杉原 正晴、以下「大分交通」)と大分航空ターミナル株式会社(代表取締役社長:冨高 松雄、以下「大分航空ターミナル」)、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(代表取締役社長:長尾 裕、以下「ヤマト運輸」)は、4月18日(水)より、全国初の観光支援型「客貨混載」を開始します。大分空港から空港リムジンバスが手荷物をヤマト運輸大分ベースへ運ぶことで、別府市内全域と大分市中心地(大分駅周辺)の宿泊施設へ手荷物を当日中にお届けし、インバウンドを含む観光客の早い時間からの身軽な手ぶら観光を実現します。 記 1.背景 大分県別府市は、日本有数の温泉地として日本人のみならず海外からの観光客の人気も高く、多くの人で賑わう観光地です。しかし、コインロッカーの不足等により、観光客は手荷物を持ったまま観光するケースが多いため、身動きがとりづらいという課題や、大半の観光施設は閉館時間が17:00であり、一度宿泊先に荷物を預けると観光時間が短くなってしまうため、満喫しきれないという課題がありました。また、隣接する大分市は2019 年にラグビーワールドカップの開催を控え、観光客のスムーズな受け入れ態勢が求められています。 このたび3社は課題解決のため、全国で初めての観光支援型「客貨混載」を開始し、別府市内全域と大分市中心地の宿泊施設への手ぶら配送を開始します。手ぶら観光の推進で、観光客の満足度向上と地域のさらなる活性化に取り組みます。 【3社それぞれの背景】 ヤマト運輸は、地域との連携による地域活性化を推進し、路線バスによる「客貨混載」に全国各地で取り組んでいます。大分県においては、別府市にて本年2月より市や地元企業とともに手ぶら観光サービスに取り組み、3つの窓口で別府市内全域の宿泊施設(※一部を除く)向けに手ぶら配送を行っています。 大分交通は、空港リムジンバスの増便やバス車内へWi-Fiを設置するなど、急増する訪日外国人の受入体制整備を進めています。平時の観光支援とともに大分市での2019 年ラグビーワールドカップ開催も視野に入れ、手ぶらでラグビーを観戦していただきたいと考えています。 大分航空ターミナルは、増加する訪日外国人に対応するため、今年度、国際線ターミナルビルの増改築を行います。荷受カウンター隣りには観光案内所を常設し、多言語に対応したサービスを提供できるスタッフを配置しています。 温泉地として賑わう別府市 2.取り組み内容 (1)大分航空ターミナルのスタッフが大分空港の荷受カウンターで10:00までに手荷物をお預かりし、大分交通が大分市内行きの空港リムジンバスのトランクへ手荷物を格納して大分市内へ向かいます。 (2)空港リムジンバスは各バス停を経由した後、ヤマト運輸大分ベースまで手荷物を運びます。大分交通の運行状況は「バスロケエアライナー」システムでリアルタイムにヤマト運輸が把握します。 ※ バスロケエアライナー:バスのリアルタイムな位置情報をパソコン画面に表示するシステム。無線機がついているため、渋滞などのイレギュラーにも大分交通とヤマト運輸で連絡を取り合い迅速に対応できます。 (3)ヤマト運輸が大分ベースで仕分けをし、別府市全域と大分市中心地の宿泊施設に当日中(別府市17:00まで、大分市18:00まで)にお届けします。 3.式典について 4月17日(火)、ヤマト運輸大分主管支店(大分市豊海5-2-5)において、客貨混載開始の会見を行いました。 【出席者】 別府市:別府市観光戦略部長 田北 浩司 大分交通:代表取締役社長 杉原 正晴 大分航空ターミナル:代表取締役社長 冨高 松雄 ヤマト運輸:執行役員九州支社長 片山 博樹 左より クロネコ、大分航空ターミナル冨高社長、大分交通 杉原社長、ヤマト運輸 片山支社長、シロネコ デモンストレーションの様子 4.今後について 今後も3社で連携し、荷受け時間や対象地域の拡大などを視野に入れ、サービスの拡充や地域活性化に取り組んでまいります。 以上 【参照】別府市観光振興の取り組み(2月13日開始) ※別府市×ヤマト運輸観光手ぶら観光PR動画「別府市手ぶら観光」 https://www.youtube.com/watch?v=0324aqDZ-pU