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エーアイテイー/経常利益は前年比8・6%増(平成30年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

     売上高   営業利益   経常利益 当期純利益

30年2月期 25,114 18.1  1,497 7.5   1,587 8.6  1,100 12.1

29年2月期 21,263 0.6  1,392 △9.0  1,461 △8.7  981 △5.9

(注)包括利益 30年2月期  1,107百万円 (23.6%) 29年2月期  896百万円 (△8.8%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益や雇用の改善が続き、個人消費においても持ち直しが見られ、 景気は回復基調で推移することとなりました。しかしながら、アジア新興国経済の先行き不安や米国の経済政策への 懸念、北朝鮮情勢をめぐる地政学的なリスクにより、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループは、得意とするアパレルや日用雑貨を主に取扱う企業への営業活動に留まらず、 新たな顧客層の開拓も推し進め、今まで取扱いの少なかった業種の貨物集荷にも精力的に取り組んでまいりました。 これら営業活動により、新規顧客の獲得及び大口を始めとした既存顧客との取引拡大を図り、収益の向上に努めて まいりました。 また、米国、台湾現地法人及びベトナム合弁会社もそれぞれが営業を開始し、当社グループ全体が連携しての国際 貨物輸送サービスの更なる拡充を図ってまいりました。 さらに、貨物のセキュリティー管理とコンプライアンス体制の強化、顧客サービスの向上を図るべく、本年1月に はAEO制度に基づく「認定通関業者」としての認定を受けました。 従来からの取り組みを更に強化することにより、前年同期と比較して、国際貨物輸送の取扱いや通関の受注は、大 口の顧客を中心に堅調な伸びを示すこととなりました。一方で、大口顧客の売上総利益率が比較的低いことに加え、 海外から日本への輸入海上運賃の上昇等により仕入コストが増加したこともあり、売上総利益率は低下することとな りました。しかしながら、販売費及び一般管理費の抑制等により、安定した利益を確保すべく努めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における営業収益は25,114百万円(前年同期比18.1%増)、営業利益は1,497百万円 (前年同期比7.5%増)、経常利益1,587百万円(前年同期比8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,100百万 円(前年同期比12.1%増)といずれも前年同期を上回ることとなりました。 セグメント別の業績は次の通りであります。 なお、当連結会計年度より、ベトナムにおいて新たに合弁子会社(AITC LOGISTICS (VIETNAM) CO.,LTD.)を設立し たため、「その他」に含めております。詳細につきましては、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表 に関する注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「1 報告セグメントの概要」をご参照ください。

①日本

一貫輸送の受注獲得に向けての営業強化が奏功し、特に国際貨物輸送の取扱い及び通関受注が堅調に推移いたしま した。その結果、海上輸送での取扱コンテナ本数は、輸入で197,382TEU(前年同期比14.8%増)、輸出入合計で 206,359TEU(前年同期比15.2%増)、通関受注件数は88,257件(前年同期比20.8%増)と前年同期を上回ることとな りました。 以上のことから、日本における営業収益は20,249百万円(前年同期比18.8%増)となりましたが、主に売上総利益 率の低下が影響し、セグメント利益は938百万円(前年同期比1.8%減)となりました。

②中国

日本向け貨物の増加が寄与し、中国国内での通関や配送等といった輸送に関する収益機会が増したことで、営業収 益は4,612百万円(前年同期比11.2%増)と前年同期を上回ることとなりました。また、販売費及び一般管理費の抑制 に努めたことで、セグメント利益は612百万円(前年同期比37.6%増)となりました。

③タイ

日本向け貨物は増加基調にありますが、その絶対量が少ないことから、営業収益は84百万円(前年同期比26.9% 増)となり、一方で営業活動における費用が嵩んだ結果、セグメント損失は7百万円(前年同期はセグメント損失3 百万円)となりました。

④その他

米国子会社、並びに新たに設立した台湾子会社及びベトナム合弁子会社は、本格的に営業を開始してまだ間もない ことから、営業収益への貢献は僅かに留まり、また開業に伴う費用の発生等により、営業収益は167百万円、セグメン ト損失は45百万円となりました。

(注)TEU(Twenty-foot Equivalent Unit、20フィートコンテナ換算)とは、海上コンテナの数量を表す単位で、20 フィートコンテナ1個分を1TEUと計算します。

(略)

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