三井化学/北米にミラストマー生産設備を新設 SCM・製造拠点 2023.06.17 北米におけるミラストマー生産設備新設 2018.03.26 三井化学株式会社 三井化学株式会社(東京都港区、社長:淡輪 敏)は、当社グループの米国の製造拠点であるAdvanced Composites, Inc.(米国オハイオ州、社長:志手 啓二)にオレフィン系熱可塑性エラストマー「ミラストマー®」の生産設備を新設することを決定しましたので、お知らせいたします。概要は以下の通りです。 生産設備新設の概要 1. 製品 ミラストマー® 2. 新設場所 Advanced Composites, Inc. オハイオ工場内 3. 新設備能力 1ライン・6千トン/年 4. スケジュール(予定) 2019年1月着工、6月完工、10月営業運転開始 ミラストマー®は、オレフィン系ゴム、オレフィン系樹脂を主成分とし、軟質樹脂の中でも密度が低く、軽いうえ、成形加工性に優れるという特長があり、塩化ビニルや加硫ゴムの代替材料としてグローバルに展開しています。自動車部品のほか建材ガスケット、歯ブラシ・ゴルフグリップなど数多くの用途で使用され、今後も自動車の内装表皮、ウェザーストリップ、エアバッグ・カバー、ステアリング・ブーツといった用途を中心に、世界的に更なる需要が見込まれています。特に北米では、自動車の内装表皮用途の需要拡大が見込まれています。 当社グループは、現在、日本、欧州、中国に自社製造拠点を有しています。今回の米国での新設は、北米での需要拡大に対応したもので、当社グループとしては4番目の製造拠点となります。北米では、Advanced Composites, Inc.でミラストマー®を生産し、Mitsui Chemicals America, Inc.で販売します。 当社は、今後ともミラストマー事業の一層の強化を図るとともに、世界的に拡大する需要を的確にとらえ、安全安定に供給責任を果たし、更なる事業拡大を進めてまいります。 内装表皮 新設予定地のAdvanced Composites, Inc. Advanced Composites, Inc.の概要 1. 設立 1986年6月 2. 資本金出資 1,410万USドルMitsui Chemicals America, Inc.(三井化学100%)59.8%プライムポリマー3.0%三井物産(含Mitsui Plastics, Inc. )27.0%Marubeni America Corporation 10.2% 3. 社長 志手 啓二 4. 本社・工場 本社:オハイオ、工場:オハイオ、テネシー 5. 事業内容 PPコンパウンドの製造・販売・研究ミラストマーの製造受託(2019年10月以降追加)