日本ミシュランタイヤ/ニッサライン社がダンプトレーラー新車輛全車に採用し積載量最大化で輸送効率向上 物流全般 2023.06.17 ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」ニッサライン社のダンプトレーラー新車輛全車に採用~積載量最大化で輸送効率向上、労働環境改善による人材確保につなげる~ 日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ポール・ペリニオ)のトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One(ミシュランエックスワン)」)が、nissa line株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:藤木博文)の新規導入ダンプトレーラーの新車装着タイヤとして採用されましたことをお知らせします。 「MICHELIN X One」導入により、トラックの後輪に装着されるダブルタイヤを1本に減らすことができます。そのため、1車軸当たり約100kgの軽量化を達成し、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献します。 ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」 福岡県に本社を構え、土砂や産業廃棄物等を運搬するnissa line株式会社は骨材輸送にはすべてダンプトレーラー車両を採用し、2006年の創業以来、一度の輸送で一般トラックの倍以上を運搬する効率的な輸送を追及してきました。しかしポスト新長期制度以降、車両が重量化し、最大積載量の向上が大きな課題となっていました。同社は今回導入するダンプトレーラーに「MICHELIN X One XZY3」(タイヤサイズ:455/55R22.5(166L))を採用することで、最大積載量480kg向上を実現しました。 nissa line 株式会社の藤木博文代表取締役は、以下のようにコメントしています。 「MICHELIN X One導入で2つ大きなメリットを感じています。1つは積載量最大化です。今回の導入により最大積載量27トンを確保することができました。これは、一般的な単車ダンプカーほぼ2台分の積載量に相当します。ダンプカーは復路が空車となり、一般トラックと違い実車率が50%となってしまい運賃が重量単位で算出されるため、積載量最大化は大きな命題でした。2つめは、乗務員の労働環境改善です。トレーラー部がシングルタイヤになることでハンドリング性能が向上し、乗務員の運転が楽になりました。乗務員満足につながるよう人気の高い車両を導入し、疲労軽減のためできる限り高速道路を運行する対策を取っていますが、社内からはタイヤ本数が減ったことで運行前点検の負担も減ったという声も挙がっています。今後導入するトレーラー車両には全てX Oneを装着していく予定です」 装着車両 ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」装着タイヤ ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」nissa line株式会社本社所在地:福岡市博多区博多駅南1丁目8番12号代表取締役:藤木博文設立:平成18年(2006年)7月業務内容:一般貨物運送事業、産業廃棄物収集運搬業 http://nissaline.co.jp/ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」(参考資料)「MICHELIN X One」はトレーラー用としてだけでなく強大なトルクのかかる駆動軸用としても使用されることを前提に設計されたプレミアムワイドシングルタイヤシリーズです※1。ダブルタイヤをシングル化することで以下のような効果を実現します。 1. 積載効率大幅向上によるトラックユーザーの運行経費削減「MICHELIN X One」の455/55R22.5サイズは、日本市場で最も一般的な大型トラック用ダブルタイヤのサイズ11R22.5と外径がほぼ同じで、かつ日本の法律上最大値とされる車軸当たり10トンの耐荷重能力を持ちます。11R22.5 のダブルタイヤ仕様と比べ大幅に軽量化でき、積載可能重量を拡大することが可能になります。積載効率の向上は、同重量の輸送に必要なトラック便数の削減につながります(軽量化のイメージ画像参照)。 2. 環境負荷低減サイドウォールがダブルタイヤの4枚からワイドシングルタイヤの2枚に減ることにより、回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減すると同時に、軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減します。この二つの効果により車両の燃料消費量の節約に貢献します。さらに、タイヤを2本から1本に減らすことによって廃棄されるタイヤも減り、環境負荷低減を可能にします。 3. 車両の安全性向上左右タイヤ間距離(輪距)を拡大できるため車両の走行安定性が向上し、車両の低重心化も可能となり、安全性向上に貢献することができます(走行安定性・車両低重心化のイメージイラスト)。 4. 車両設計の自由度拡大と生産性向上ダブルタイヤ仕様と比較しタイヤ・ホイールユニット総幅が縮小されるため、左右タイヤ間距離が増大しシャシー設計の自由度が拡大します。また、タイヤのシングル化により部品点数が減り、車両の生産性向上にもつながります。 ミシュランのワイドシングルタイヤ 「MICHELIN X One」※1「MICHELIN X One」シリーズには駆動軸用タイヤ以外のラインナップもあります。