セイノーグループ/防災・減災の新事業を開始 物流全般 2023.06.17 セイノーグループが防災・減災の新事業を開始 2018年03月14日 セイノーホールディングス株式会社(本社/岐阜県大垣市、社長/田口義隆)は、新たに防災・減災事業へ取り組みます。第一弾として、非常用発電設備の負荷試験事業を3月中旬から関東を中心に開始し、2018年中には全国的に事業展開を行う予定です。 消防法では、不特定多数の人が出入りする特定の施設に対して、停電時にスプリンクラーや消火栓などの各種消火設備に電力を供給する非常用発電設備の設置を義務付けています。同設備は、毎年1回負荷試験を実施し、発電能力を確認することが定められていますが、設備管理者に対する指導監督が不十分等の理由で、点検を実施していないケースがあります。そのため東日本大震災では、一定数の発電設備がメンテナンス不良により不稼働であったことも消防庁より発表されております。 震災以降は、コンプライアンス遵守や南海トラフ巨大地震、首都直下型地震などリスク管理の観点から、負荷試験を実施する企業が増えてきていますが、現状では試験装置や作業者が足りず、全ての発電設備を点検・整備する体制が整っていません。そこで当社では、グループ会社「セイノーメンテック」において、次のような事業を展開していきます。 ◆日本初の可搬型回生式負荷装置を利用した負荷試験可搬型で既存設備を使い、発電機に負荷をかける(回生式)負荷試験装置を株式会社正興電機製作所(本社/福岡市博多区)と共同開発し事業を展開 ◆セイノーグループの全国輸送網を使った負荷試験装置の点検場所への輸送1つの試験装置を複数の作業者が共用して利用することや(試験装置のシェアリング)、輸送をセイノーグループが請け負うことで作業者の負担が減る等の効率化が可能 ◆作業者の育成自動車整備業界や電気工事業界とも順次事業提携を行い、点検・整備の対応エリア拡大 セイノーホールディングスでは、新たな軸となる新規事業の開発に取り組んでおります。セイノーメンテックは、セイノーホールディングス オープンイノベーション推進室から新たに事業化された会社の第一号となります。 今後、このようなグループシナジーの高い活動を通し社会貢献するとともに売上向上を目指します。 【セイノーメンテック株式会社 概要】所在地:東京都中央区日本橋浜町2-18-7設 立:2017年12月1日代表者:河合 秀治電話:03-3667-0090ホームページ:http://www.seino.co.jp/smt/ 【可搬型回生式負荷装置 概要】 装置外観 入力 結線方式 3相4線式 電圧 AC200/220V 周波数 50/60Hz 最大入力容量 53kVA 出力 結線方式 3相4線式 電圧 AC200/220V 周波数 50/60Hz 定格容量 47kVA 変換効率 90%以上 使用時周囲温度 -10~40℃