三菱電機/受配電システム製作所「真空バルブ・遮断器工場」を竣工 SCM・製造拠点 2023.06.17 e-F@ctoryコンセプト導入による生産革新で売上高120億円へ 受配電システム製作所「真空バルブ・遮断器工場」竣工のお知らせ 三菱電機株式会社は、受配電システム製作所(香川県丸亀市)に「e-F@ctoryコンセプト※1」導入によるIoTなどを活用し生産革新を図った、「真空バルブ・遮断器工場」が、本日竣工しましたのでお知らせします。2025年までに、当社が国内トップシェアを持つ真空バルブ※2単品と遮断器※3の売上高で120億円以上を目指します。 ※1 e-F@ctoryコンセプト:サプライチェーン・マネジメントおよび開発設計の全業務プロセスを改善し、トータルコストを削減する考え方 ※2 真空バルブ:真空遮断器の主要部品 ※3 遮断器:配電盤等に搭載し、故障時に短絡電流等を遮断し回路を保護する機器 「真空バルブ・遮断器新工場」 外観 新工場建設の背景・狙い 真空バルブ・遮断器は、再生エネルギー関連設備の導入や電力・鉄道・工場での既設配電設備の更新などにより、国内外において中長期的に需要拡大が見込まれます。新工場の稼働により生産能力の確保と製品競争力の強化を図り、さらなるシェア拡大と海外での新規市場開拓を進めます。 新工場の特長 ・「e-F@ctoryコンセプト」の導入による受注から組立・出荷までの生産情報の一元化により、生産性・品質の改善サイクルを高速化し、納期の短縮と高品質・高効率な生産を実現 ・敷地内に分散していた真空バルブ生産工場と遮断器組立工場を集約。一部に自動組立試験装置を導入し、部品製造から組立・出荷まで一貫した製造ラインの構築により生産性を向上 ・スマート中低圧直流配電ネットワークシステム(D-SMiree※4)を当社の工場で初めて採用。最新の当社製省エネ機器を導入し、エネルギーロスの見える化で消費エネルギーを削減するなど、地球環境に配慮 ※4 D-SMiree:Diamond-Smart Medium voltage direct current distribution network systeminnovative(革新性) reliability(信頼性) economy(経済性) ecology(環境性) 新工場の概要 所在地 香川県丸亀市蓬莱町8番地(受配電システム製作所内) 建築面積 12,935m2(延床14,194m2) 構造 鉄骨S造、地上2階建 用途 組立・試験ライン、事務所(設計・工作・品管部門) 主な生産品目 真空バルブ、遮断器 稼働開始予定 3月から順次ライン稼働、7月から本稼働開始予定 環境・省エネ対策 年間CO2排出量約280t削減・太陽光発電(200kW)の導入 ※2020年までに600kWまで拡張予定・高効率機器の採用(LED照明・変圧器など)・放射空調方式の採用・スマート中低圧直流配電ネットワークシステム(D-SMiree)の採用他