兵機海運/経常利益は前年比96・9%増(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第3四半期 10,099 9.0 315 95.4 341 96.9 232 59.2 29年3月期第3四半期 9,267 △4.6 161 1.1 173 6.7 146 40.8 (注)包括利益 30年3月期第3四半期 380百万円 (18.1%) 29年3月期第3四半期 322百万円 (203.7%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界経済が堅調のなか、底堅い内外需を背景に企業収益や雇 用環境の改善が続いており、株価も継続的に上昇を続け、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。一方、米国 の保護主義的な政策動向や、北朝鮮を巡る地政学的リスクなど外的要因の影響も懸念され、依然として国内経済の 先行きは不透明な状況となっております。 このような環境の下、当社グループは「安全・迅速・信頼」をモットーに、総合物流業者として社会的貢献を目 途として営業展開を行いました。 当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの営業状況は以下のとおりであります。 ①海運事業 内航事業では、建設投資に後押しされた鉄鋼各社の国内需要増加に伴う増産により、主要取扱貨物である鋼材及 び原料スクラップの輸送量が前年度下半期より緩やかな回復傾向をみせております。その結果、売上高4,751百万 円(前年同期比9.0%増)、燃料単価の上昇がありましたが、取扱量の増大による配船効率の向上もあって、営業 利益159百万円(前年同期比47.5%増)となりました。 外航事業では、主要航路の一つであるロシア航路が堅調なことと、プラント貨物輸送のプロジェクト案件の本格 稼働、鋼材輸出のスポット案件の増加等により、売上高1,124百万円(前年同期比13.0%増)、燃料単価の上昇も ありましたが、不採算船の整理が進み、営業利益57百万円(前年同期比147.4%増)となりました。 ②港運・倉庫事業 港運事業では、個人消費が緩やかな回復基調にあることから、食品を中心に輸入貨物の取扱量に回復が見られま した。輸出貨物についても、円安傾向で為替が安定していることもあり、機械類の取扱量が順調に推移いたしまし た。その結果、売上高3,297百万円(前年同期比9.2%増)となり、さらには物流コストの軽減に努め、営業利益91 百万円(前年同期比74.6%増)となりました。 倉庫事業では、神戸地区の倉庫で連動する港運事業の売上高の増加に伴い作業収入が増加しましたが、重量貨物 中心の姫路倉庫の売上が減少しました。その結果、売上高925百万円(前年同期比3.9%増)、神戸・大阪両物流セ ンターの組織統合による管理運営の見直し効果もあって、営業利益6百万円(前年同期は23百万円の営業損失)と なりました。 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高10,099百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益315 百万円(前年同期比95.4%増)、経常利益341百万円(前年同期比96.9%増)、特別利益に船舶修繕引当金戻入額 等31百万円、特別損失に固定資産売却損等40百万円を計上したことにより、当第3四半期連結累計期間の親会社株 主に帰属する四半期純利益は232百万円(前年同期比59.2%増)と増益になりました。 (略)