村田機械/ムラテック・グローバルパーツセンターを設立 物流不動産・施設 2023.06.17 ムラテック・グローバルパーツセンターを設立 村田機械株式会社 村田機械株式会社(本社:京都市伏見区竹田向代町136 社長:村田大介)は、主力工場を擁する犬山事業所(愛知県犬山市)に「ムラテック・グローバルパーツセンター」(以下MGPC)を設立、2月13日より本格稼働を開始します。MGPCは、従来から犬山事業所内に個別に存在した物流システム・工作機械・情報機器の保守パーツ・消耗品の倉庫を統合し、運用システムを共通化した統合パーツセンターです。 当社がお客さまに納入する自動倉庫や搬送装置などの物流システムや工作機械のアフターサービスでは、通常時の迅速なパーツ供給はもちろん、非常時にもお客さまの生産・流通活動を止めないことが求められます。MGPCに導入した自社製の自動倉庫には、流通業や生産工場の物流システムを手がけるL&A(ロジスティクス&オートメーション)事業を展開する当社独自のBCP対策技術やIoTソリューションを搭載しています。 自動倉庫のBCP対策としては、多くの納入実績がある地震対策技術を搭載しています。さらに、自動倉庫を運用するソフトウェア・WMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)は、MGPCが被災しても代替発送が可能なように、他拠点のパーツ倉庫と共通オペレーションとしています。 また、機器トラブルによる稼働停止を回避するために、自動倉庫に設置された各種センサやカメラから稼働データを収集する独自のシステムを備えており、IoTソリューションを活用した機器の稼働監視や予防保全の実現を目指しています。 自動倉庫運用のBCP対策・IoT化・効率化等に関する最新技術を集約したMGPCは、当社保守パーツ・消耗品供給拠点として運用するほか、自動倉庫ショールームとしても活用します。また、MGPC建屋には物流システム・工作機械のアフターサービスを手がける子会社のムラテックCCS株式会社の業務オフィスやコールセンターが同居し、アフターサービスの司令塔としての役割を担うこととなります。 【パーツ・消耗品供給のBCP対策】 災害時にも円滑に保守パーツ・消耗品の供給ができるよう、自動倉庫システムやソフトウェアに最新のBCP対策を施しています。 1. MGPCを始め複数拠点に分散するパーツ倉庫を統合システムで管理し、災害時のパーツ供給機能を他拠点から代行可能に 2. 自動倉庫に独自の制振・免震装置を導入 【最新のFA向けIoTソリューション】 当社情報機器事業で培った情報通信技術を活用し、最新のFA向けIoTソリューションを導入しています。 1. カメラシステム・各種センシングシステムによる稼働状況やパーツ在庫状況の視える化 2. スマートデバイスを活用した業務効率化 3. 切れないネットワーク環境実現のための通信インフラ整備 【アフターサービスの統合司令機能を併設】 L&A、CFA事業部のコールセンターをMGPC内に併設し、お客さま設備の遠隔監視・予防保全や災害時の迅速な復旧対応・パーツ供給を可能としています。 名称 ムラテック・グローバルパーツセンター 所在地 愛知県犬山市橋爪中島2(村田機械(株)犬山事業所内) 用途 ① 物流システム・工作機械・情報機器のパーツ保管・供給 ② 物流システム・工作機械のアフターサービス部門 (ムラテックCCS(株)事務所・コールセンター) 面積 5,968.438㎡ (延床面積 7,957.558㎡) 自動倉庫 入出庫能力 ・長尺部品倉庫(スタッカークレーン1台) 【容量】270パレット ・パレット倉庫(スタッカークレーン2台) 【容量】2,304 パレット ・バケット倉庫(スタッカークレーン4台) 【容量】30,000バケット 稼働開始 2018年2月 ムラテック・グローバルセンター外観・内観 ムラテックCCS コールセンター(イメージ)