澁澤倉庫/売上高は前年比9・6%増、経常利益は前年比1%減(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第3四半期 48,083 9.6 2,669 0.1 2,699 △1.0 1,799 △1.0 29年3月期第3四半期 43,888 1.5 2,668 26.8 2,725 27.8 1,817 35.7 (注)包括利益 30年3月期第3四半期 3,358百万円 (27.6%) 29年3月期第3四半期 2,632百万円 (89.7%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業活動や個人消費の回復などを背景に、景気は緩やかな回 復基調で推移いたしました。 このような経済情勢にあって、物流業界では国内貨物、輸出入貨物の荷動きはともに堅調に推移しました。ま た、不動産業界では都市部におけるオフィスビルの需給バランスは安定しているものの、賃料相場の上昇は小幅に 留まり、引き続き厳しい状況で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、当期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「Step Up 2019」を策 定し、新たな事業戦略のもと積極的な営業活動を展開いたしました。物流事業においては、消費財を中心とした物 流センター運営や高付加価値業務の拡大のほか、国内外の拠点における新規営業活動に努めてまいりました。ま た、不動産事業においては、既存施設の計画的な保守および改良工事を実施し、安定的な収益基盤の維持強化に努 めました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は、物流事業において消費財を中心に倉庫業務、港湾運送業 務、陸上運送業務、国際輸送業務の取扱いが増加したことにより、前年同期比41億9千5百万円(9.6%)増の480 億8千3百万円となりました。営業利益は、物流事業での業務拡大に伴う作業費の増加や、新業務システム稼働に 伴う費用、人件費など全社費用の増加はあったものの、同1百万円(0.1%)増の26億6千9百万円となりまし た。経常利益は、受取配当金の増加や、資金調達費用の減少はあったものの、持分法投資損失が増加したことによ り、同2千6百万円(1.0%)減の26億9千9百万円となり、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同1 千8百万円(1.0%)減の17億9千9百万円となりました。 当社グループのセグメントの概況は、次のとおりであります。 ① 物流事業 倉庫業務は、飲料、食品や日用品などの取扱いが増加し保管、入出庫、流通加工業務が好調に推移したことか ら、営業収益は前年同期比9億5千万円(10.0%)増の104億5千2百万円となりました。 港湾運送業務は、輸入荷捌業務の取扱いが増加したほか、輸出貨物の船内荷役業務も堅調に推移したことによ り、営業収益は前年同期比6億7千9百万円(16.4%)増の48億2千5百万円となりました。 陸上運送業務は、飲料、日用品、非鉄製品および輸出入貨物の輸配送業務が増加したことにより、営業収益は前 年同期比14億5千7百万円(6.6%)増の234億6千7百万円となりました。 国際輸送業務は、輸出入航空貨物や輸出海上貨物の取扱いが増加したほか、香港、ベトナムにおける海外現地法 人の取扱いも増加し、営業収益は前年同期比9億7千1百万円(38.3%)増の35億4百万円となりました。 その他の物流業務は、物流施設賃貸業務の稼働率向上や、通運業務の取扱い増加により、営業収益は前年同期比 1億6千2百万円(11.0%)増の16億4千万円となりました。 この結果、物流事業全体の営業収益は前年同期比42億2千1百万円(10.6%)増の438億9千1百万円となりま した。営業費用は、業務拡大に伴う作業費の増加や施設賃借費用の増加などにより、前年同期比40億2千7百万円 (10.7%)増の418億3千4百万円となりました。以上により、営業利益は前年同期比1億9千4百万円 (10.4%)増の20億5千6百万円となりました。 ② 不動産事業 前期中に実施した一部施設の賃料改定による不動産賃貸収入の減少や、賃貸に伴う空調使用料などの不動産付帯 収入の減少により、営業収益は前年同期比3千万円(0.7%)減の42億5千3百万円となりました。営業費用は、 賃貸ビルの修繕費や減価償却費などが減少し、前年同期比5千2百万円(2.4%)減の21億3千3百万円となりま した。以上により、営業利益は前年同期比2千2百万円(1.1%)増の21億1千9百万円となりました。 (略)