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近鉄エクスプレス/2018年度は2019年度から始まる次期中期経営計画への足がかりになる非常に大切な年(社長年頭挨拶)

物流全般 2023.06.17

2018/01/05 

 新年、明けましておめでとうございます。
 2017年度は、最重点課題である「取扱物量の拡大」に向けた諸施策にグループ一丸となって取り組んだ中で、全体として想定を越える取扱物量を航空、海上ともに確保することが出来、上半期の業績は計画を上回る結果となりました。市場の追い風もありましたが、皆さんが会社の進むべき方向を正しく理解して、具体的な行動を取っていただいていることが成果として現れたと認識しています。

 さて、2018年が始まりましたが、まずは2017年度通期の業績目標を達成すべく、引き続き、皆さんのご対応をお願いするとともに、2018年度は2019年度から始まる次期中期経営計画への足がかりになる非常に大切な年であることをしっかりと認識をして頂きたいと思います。「次なる次元への高み」を見据えて、引き続き中計のスローガンである航空70万トン、海上70万TEUを目指します。それを実現するための営業体制、マインドセット(共有すべき価値観や信念)、そしてオペレーション・販売支援の体制作りにも注力をしていきます。

 2017年度の取扱物量は航空、海上ともに当初目標を上回ると思われますが、この物量を体感することにより、70万トン、70万TEUを実現しその後も成長を続けていくための課題も実感出来つつあると思います。例えば、オペレーションを行う適正人員数、スペースの確保および仕入れの方法、業務効率向上に向けたシステムの構築等が挙げられます。これらの課題に対しては、2018年度より取組みを開始しますが、2019年度から始まる新たな中期経営計画の中ではさらに具体的な施策を入れていく予定です。

 70万トン、70万TEUという当初はスローガン的な数値が、市場の追い風と皆さんの努力により実現可能な数字になって来ましたが、今後必ず遭遇するであろう強い迎え風が吹く前に「次なる次元」で私たちが事業を継続していくのに相応しいグループ組織にしていきたいと思います。

 そのための基本理念を、私は次のように考えています。それは「破壊創造的な物流の変化がグローバルで起こる中、当社グループは航空・海上貨物輸送を中心に物流事業をさらに窮めることで、グローバル社会の発展に貢献できる企業グループとなる」ということです。 そのために、

  1. フォワーディング事業を軸とした高品質な物流サービスを提供するためには何が必要か。
  2. ライトアセット型の企業形態に徹することにより、大きく変化する市場環境に迅速に対応しお客様に最適なサービスを提供する体制を整えるために何をすべきか。
  3. 社員の多様性を尊重し、各々が当事者意識を持ち、自主的に高い創意性と機動性を発揮出来る職場環境を提供するためには何が必要か。
  4. 責任と権限を明確にし、コミュニケーションがグループ企業内でグローバルに適正に行われ、社員のモチベーションが向上され、モラルの高い明るい企業集団になるためには何をすべきか。

 といった課題に対する解を私自身、そして役員、執行役員と共に一生懸命考えながら、2018年、そして2019年から始まる次期中期経営計画の策定に取り組んでいきたいと思いますので、皆さんのご理解とご協力をお願い致します。

 最後に、皆さんとご家族が実りのある一年となりますことを心より祈念し、私の新年の挨拶とさせて頂きます。

 

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