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井本商運/2500G/T 型 400TEU 積船「しげのぶ」が神戸港初入港

物流全般 2023.06.17

2500G/T 型 400TEU 積船「しげのぶ」が神戸港初入港

井本商運株式会社(本社:神戸市)は、愛媛県今治市の山中造船株式会社において 12 月 7 日に命名 式を行った 400TEU 積のコンテナ専用船「しげのぶ」(船主:山中商船)の引渡しを受け、12 月 21 日 に神戸港に初入港しました。

本船は、2013 年に就航した 400TEU 積の「さがみ」型の同型船であり、2016 年就航の「さくら」に 続く 3 番船として計画されました。本船の最大の特長は、世界で初めてゲートラダーを装備したことで す。従来の舵は、プロペラの後方に取付けられていた為、推進力の抵抗となっていましたが、本船のゲ ート型ツインラダーは特殊形状の 2 枚の舵をプロペラの両側に配し、舵抵抗を低減し、推進力を無駄な く使うことができ燃費が向上します。 また、低速時にはプロペラの水流を変えてスラスターの働きを することにより、高出力のバウスラスターとの併用により、離着岸時性能を飛躍的に向上させました。 その上、プロペラの後ろの障害物がなくなったことで、船体振動・騒音を低減させました。(本事業は、 公益財団法人日本財団の助成を得ています。) 21 日の神戸港初入港セレモニーでは、神戸市みなと総局の丸本博海務課長があいさつの後、初入港記 念楯を橘船長に授与しました。また阪神国際港湾株式会社からは、安川常務執行役員より記念品の陶板 絵が橘船長へ贈られました。他にも、マリンメイトから花束贈呈、神戸市から記念品として神戸ワイン の贈呈が行われるなどの歓迎を受けました。 当社は、省エネ船型や大型化による競争力強化を図り、国際コンテナ戦略港湾の地方港から国際コン テナ戦略港湾への集荷に貢献し、国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる環境問題に貢献する ことを目指します。海上コンテナ輸送の拡大により、我が国物流のさらなる省エネ化、低コスト化、多 ルート化に寄与していく所存です。

<会社概要>

資本金 :95 百万円

事業内容:内航海運業

設立 :1973 年(昭和 48 年)

本社 :神戸市

社長 :井本隆之

売上 :104 億円(2016 年度) 

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