物流ニュース

アルフレッサ株式会社とテラファーマ株式会社における再生医療等製品に関する

治験製品等輸送管理業務委受託契約等締結に関するお知らせ

当社の完全子会社であるアルフレッサ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：増永孝 一、以下「アルフレッサ」といいます）は、テラ株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長 CEO：矢 﨑雄一郎）の連結子会社であるテラファーマ株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：宮澤準 一、以下「テラファーマ」といいます）との間で、治験製品等輸送管理業務委受託契約及びコンサルティ ング基本契約を締結し、テラファーマが開発する再生医療に用いられる治験製品の輸送管理業務を受 託することになりましたので、お知らせいたします。

記

１．契約締結の目的

現在、製薬各社によって細胞を使った再生医療等製品が多く開発され、市場の拡大が見込ま れています。再生医療等製品は通常の医薬品とは全く異なる保管・輸送手段の構築が必要であり、 医薬品流通において、早急な対応が求められております。 そのような中、アルフレッサグループは「16-18 中期経営計画 明日への躍進」において、グル ープ経営方針「Challenge3」の１つとして「環境変化に先駆けた事業モデルの変革」を掲げており、 このたび、テラファーマとの契約により、アルフレッサグループとして初めて再生医療に用いられる 治験製品の輸送管理業務に携わります。なかでも、今回対象となる治験製品は、自家細胞（※１） を用いた再生医療等製品である樹状細胞ワクチン（※２）で、高度な輸送技術を必要とします。 本契約の締結により、取り扱いの難しい再生医療等製品の輸送実績やノウハウを積むほか、細 胞製品の温度管理評価や輸送に関する業務手順を確立するプロセスをテラファーマのコンサルテ ィング支援によって確立し、製品の輸送を高品質で実施することが可能になります。 再生医療等製品を必要とする医療機関に向けて、安心、安全で確実な流通サービスを提供する ことを通じて、患者様や医療機関に貢献していきたいと考えております。 2 （※１）患者本人の細胞 （※２）樹状細胞とは、皮膚や血液中などに存在する免疫細胞で、体内で異物を捕食することにより その異物の特徴（抗原）を認識し、リンパ球（異物を攻撃する役割を持つ T細胞等）にその特徴を覚 えこませる「司令官」のような役割をしています。この樹状細胞にがんの抗原を取りこませたものを 「樹状細胞ワクチン」といいます。樹状細胞ワクチンを投与されると樹状細胞が体内で T 細胞を教 育・活性化し、T 細胞はがん細胞を特異的に攻撃する「細胞傷害性 T 細胞（CTL)」となって、がん細 胞を攻撃します。この治療法を樹状細胞ワクチン療法といいます。

２．契約の主な内容

（１）契約日 平成 29 年 12 月 21 日（予定）

（２）契約の内容

①治験製品等輸送管理業務委受託契約

・製造施設と医療施設間の細胞製品の輸送業務

②コンサルティング基本契約

・製造施設と医療施設間の細胞製品の輸送業務に関する SOP（標準業務手順）作成支援 及び助言

・細胞製品の輸送時の温度管理評価及び安定性評価に関する助言

３．当事会社の概要(平成 29 年 3 月 31 日現在)

（１）アルフレッサ株式会社

① 名 称 アルフレッサ株式会社

② 所 在 地 東京都千代田区内神田一丁目 12 番 1 号

③ 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名

代表取締役社長 増永 孝一

④ 事 業 内 容

医療用医薬品、医療機器、医療用検査試薬等の卸売販 売

⑤ 資 本 金 4,000 百万円

⑥ 設 立 年 月 日 昭和 24 年 8 月 10 日

（２）テラファーマ株式会社（平成 29 年 3 月 31 日現在）

① 名 称テラファーマ株式会社

② 所 在 地 東京都新宿区西新宿六丁目 5 番 1 号 新宿アイランドタワー20 階 モバフ新宿アイランド

③ 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名

代表取締役社長 宮澤 準一

④ 事 業 内 容

医薬品、医療機器、再生医療等製品等の研究、開発・試 験、製造、売買及び輸出入に係る調査及び企画等

⑤ 資 本 金 250 百万円

⑥ 設 立 年 月 日 平成 26 年 1 月 24 日