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富士通/レノボ、日本政策投資銀行とグローバル市場に向けてPC事業(製造・販売など)の合弁事業で合意

SCM・製造拠点 2023.06.17

富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 達也、以下、富士通)、Lenovo Group Limited(本社:中国・香港、会長兼 CEO:ヤン・ヤンチン、以下、レノボ)、および株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳 正憲、以下、DBJ)は、グローバル市場に向けた PCおよび関連製品の研究開発・設計・製造・販売を行う合弁会社を設立する戦略的な提携について、本日、正式に合意しました。

富士通は、富士通の100%子会社である富士通クライアントコンピューティング株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:齋藤 邦彰、以下、FCCL)の株式の51%をレノボに対して、また、5%をDBJに対して、それぞれ譲渡することにより、FCCLをレノボ、富士通、およびDBJの合弁会社とします。なお、FCCLは社名を継続して使用します。

1.戦略的提携の内容

株式譲渡は2018年度第1四半期を目途に行います。また、富士通が受け取る譲渡価額は合計で280億円(約19億香港ドル、内、レノボ255億円、DBJ25億円)となります()。なお、合弁会社となった後、FCCLの代表取締役社長には現在FCCL代表取締役社長の齋藤 邦彰が就任します。

新体制における資本構成
新体制における資本構成

合弁会社となった後も、FCCLは現在の製品ポートフォリオや開発・製造体制を維持し、引き続き高品質で信頼性の高い富士通ブランド製品を提供し続けます。商流については、法人向け製品は従来通り富士通から販売パートナー経由、あるいは直接お客様に提供し、サポートサービスも富士通が提供します。また、国内の個人向け製品はFCCLより量販店経由、あるいは直接お客様に提供し、サポートサービスもFCCLが提供します。

新体制におけるビジネススキーム
新体制におけるビジネススキーム

この戦略的提携により、富士通の持つグローバルな販売力とお客様サポート力、お客様の要望にきめ細かに対応する開発力、システムインテグレーション力、高度に自動化・効率化された製造能力と、レノボの持つ世界規模の調達力とプレゼンスを活用し、日本を含めたグローバルPC事業の更なる成長と規模や競争力の拡大を目指します。また、DBJは金融機関の立場から、本件合弁会社への投資を通じて、ファイナンスに関する知見の提供などを行い、本事業の持続的な発展に貢献します。

富士通は引き続き、高品質かつ革新的で信頼性の高い富士通ブランドのPC製品とサポートサービスをグローバルな法人のお客様に提供し、テクノロジーソリューションと合わせて、お客様のデジタル革新に貢献していきます。

2.富士通クライアントコンピューティング株式会社概要(本日現在)

(1)名 称  :  富士通クライアントコンピューティング株式会社
(2)所在地  :  神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
(3)事業内容  :  PCおよびタブレット製品の研究開発・製造・販売・保守
(4)代表者  :  代表取締役社長 齋藤 邦彰
(5)資本金  :  400百万円
(6)設立日  :  2016年2月1日
(7)株主構成  :  富士通株式会社 100%
(8)社員数  :  1,128名(2017年6月1日現在)

以上

注釈

  (注):
実際の譲渡価額は、株式譲渡日におけるFCCLのバランスシートに基づいた調整により、上記金額から調整される可能性があります。レノボからの当初受取金額は178.5億円であり、FCCLの将来の業績により受取金額が増加する可能性があります。
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