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丸和運輸機関/売上高は前年比9・9%増、経常利益は前年比14・3%減(平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高   営業利益   経常利益  当期純利益

30年3月期第2四半期 35,844 9.9  1,816 △14.4  1,937 △14.3  1,336 △10.5

29年3月期第2四半期 32,613 12.2  2,120 18.2   2,259 25.3   1,493 18.7

(注)包括利益 30年3月期第2四半期 1,897百万円 (31.8%) 29年3月期第2四半期 1,438百万円 (7.4%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推 移いたしましたが、消費者物価は弱含みで推移しており、デフレからの脱却には時間がかかると予想され、また、米 国の政策動向やアジアにおける地政学的リスクが及ぼす経済情勢への影響などにより、先行きは依然として不透明な 状況が続いております。 物流業界においては、深刻化する人材の不足を背景としたコストの上昇が業界全体を取り巻くなか、荷主との料金 交渉が進む一方、同業者との価格競争は激しさを増しており、依然として厳しい経営環境で推移しております。 この様な環境のもと当社グループは、「低温食品物流への経営資源の集中投資」「拡大し続けるEC市場への対 応」「安全・安心・安定した物流基盤の構築」の3つを成長戦略とした中期経営計画を推進しております。中期経営 計画2年目となる当事業年度は、更なる事業基盤の強化を目的とした日次決算マネジメントの徹底並びに食品スーパ ーマーケット向けの低温食品物流の深耕及び「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の物流ネットワーク構築 の推進を図ってまいりました。 更に、高齢化及び労働人口減少の進行を見据えた人材確保及び人材不足に起因する稼働車両不足の解消のため、新 卒の積極的な採用活動を推進すると共に、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」のサービスメニュー拡充や会員 拡大を図り、輸配送パートナーとの安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組みました。 以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高358億44百万円(前年同四半 期比9.9%増)、営業利益18億16百万円(同14.4%減)、経常利益19億37百万円(同14.3%減)、親会社株主に帰属 する四半期純利益13億36百万円(同10.5%減)の増収減益となりました。

セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

・食品物流 低温食品を中心とした食品物流におきましては、当社の最重要分野と位置付け、「AZ-COM7PL」(ア ズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流 改革提案により獲得した新規物流センターの本格稼働に加え、既存取引先における食品物流業務の拡大が寄与し た結果、売上高は165億4百万円(前年同四半期比10.2%増)となりました。

・医薬・医療物流

医薬・医療物流におきましては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店 への対応や訪日外国人観光客によるインバウンド消費増、EC対応による物量の増加が寄与した結果、売上高は 96億22百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。

・常温その他物流

日用雑貨を中心とする常温その他物流におきましては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の拡大 が寄与したことに加え、既存取引先の深耕や前連結会計年度に獲得した取引先との取引が拡大した結果、売上高 は93億2百万円(前年同四半期比19.6%増)となりました。 利益面では、各荷主に対する料金交渉及び日次決算マネジメントの強化に努めましたが、稼働車両の不足に伴う 輸送コストの増大が大きな負担となっております。また、天候不順による物量減や一部料金改定の遅れに加え、 「ECラストワンマイル当日お届けサービス」における配送拠点及び車両・人員確保等の事業立ち上げに伴う一時 費用並びに将来のEC事業の拡大に向けた先行投資が影響し、物流事業における売上高は354億28百万円(前年同 四半期比10.0%増)、セグメント利益(営業利益)は16億90百万円(同14.9%減)の増収減益となりました。

② その他

文書保管事業におきましては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウト ソーシング)に係る新規案件の受託に努めた結果、売上高は4億15百万円(前年同四半期比5.4%増)、セグメン ト利益(営業利益)は1億25百万円(同14.7%増)の増収増益となりました。

(略)

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