NEWS

物流ニュース

大塚倉庫/日本ケミファの医薬品の「共同物流」を開始

物流全般 2023.06.17

大塚倉庫、日本ケミファの医薬品の「共同物流」を開始

大塚グループの医薬品等の物流を担う大塚倉庫株式会社(大阪市港区、代表取締役社長 濵長 一彦、以下「大塚倉庫」)と医療用医薬品メーカーの日本ケミファ株式会社(東京都 千代田区、代表取締役社長 山口 一城、以下「日本ケミファ」)はこのたび西日本エリアの 物流における業務提携に至りましたので、お知らせいたします。 ジェネリック医薬品業界においては、政府の使用促進策による需要増に伴って物流量が 大幅に増加しており、かかる状況に対応する保管スペースや配送車の確保が必要となって います。また、医薬品全般において、国内では近く『GDPガイドライン』※1 が発出され ることになっており、医薬品の保管や輸送段階での品質管理についてもさらなる厳格化が 求められることから、品質を確保しつつ安定供給を担保する効率的な物流体制の構築が大 きな課題となっています。 今回の取組みは、これらのジェネリック医薬品業界の課題に対する解決のアプローチと して、大塚グループの共通プラットフォーム※2、さらにデータやITを活用した庫内ナビ ゲーションや配車支援システム等を活用することで、物量の増加に伴う保管スペースの確 保と、積載効率を向上しトラック台数の削減を実現することによる配送車両の確保を可能 とするものです。 また、日本ケミファは、この提携で従来の物流センター(埼玉県春日部市)に加えて、 西日本(兵庫県神戸市)に二拠点目の物流センターを確保しました。これにより、災害リ スクへの対応や、四国・九州地区への配送時間の大幅短縮などが可能となり、安定供給体 制のさらなる強化が実現されました。

※1:医薬品の保管・輸送に関わる国際的な適正流通基準

※2:大塚倉庫が展開する、食品・飲料・医薬品・日用品の共同物流

【会社概要】

(1)大塚倉庫株式会社

①商 号 大塚倉庫株式会社

②代 表 者 代表取締役社長 濵長 一彦(はまなが かずひこ)

③本 社 所 在 地 大阪府大阪市港区石田1-3-16 2

④主な事業内容 倉庫業および運送事業

⑤資 本 金 8億円

⑥設 立 年 月 日 1961年(昭和36年)11月22日

⑦決 算 期 12月31日

⑧大株主および持ち株比率 大塚ホールディングス株式会社 100%

大塚倉庫は、1961年に設立。グループ各社の製品の保管、物流を支え、さらに、グ ループの医薬品、食品・飲料、日用品の3分野に特化した共通プラットフォームを構築し、 外部メーカーとの共同物流により、最適なロジスティクスを提供することで、グループ外売 上比率は58%にまで成長しています。さらに、近年では、データやITを活用し、庫内 ナビゲーションシステムや配車支援システム等を導入し、「誰でもできる」物流を実現して います。

(2)日本ケミファ株式会社

① 商 号 日本ケミファ株式会社

② 代 表 者 代表取締役社長 山口 一城(やまぐち かずしろ)

③ 本 社 所 在 地 東京都千代田区岩本町2-2-3

④ 主な事業内容 医療用医薬品・臨床検査薬の製造・販売および輸出入業 健康・医療関連事業

⑤ 資 本 金 43億4百万円

⑥ 設 立 年 月 日 1950年(昭和25年)6月16日

⑦ 決 算 期 3月31日

日本ケミファは特長あるオリジナル医薬品の製造・販売に加え、2000年以降ジェネ リック医薬品を事業の柱として位置づけ、兼業メーカーの中では最も早くからジェネリッ ク医薬品の開発から製造、販売までの全てをグループ内で一貫して手掛けてきたメーカー の 1 つです。また、十分な治療薬がない病気に苦しむ患者さんのために、得意とする高尿 酸血症、疼痛などの領域を中心に、画期的新薬の開発を目指した創薬テーマに積極的にチ ャレンジしています。

以 上

Translate »