ミズノ/「ワークアパレル」事業に本格参入 SCM・製造拠点 2023.06.17 2017/9/29 スポーツの力で企業の健康経営をサポート 「ワークアパレル」事業本格参入について ミズノは、建設・製造・運輸業などの従事者向けのワークアパレル事業に2018年2月から本格参入します。スポーツ用アパレル開発の知見を活かしたファン対応作業服、ワークジャケットやパンツ、シャツ等などの34品目を展開します。また、ワークジャケット、ワークパンツ、ポロシャツには、セミオーダーシステムを導入し、2017年10月2日に受注開始します。 今回本格参入するワークアパレル事業は、スポーツシーンで培った機能性と短納期・小ロットで対応できるスポーツウエアのオーダーシステムを応用した事業で、企業ユニフォームの供給が増加傾向にある建設・製造・運輸業などのワークシーンで快適な労働環境をサポートします。近年の企業活動においては、従業員等の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実施する”健康経営”に取り組む企業が増えており、従業員のユニフォームにも福利厚生の観点から安全性・快適性を重視する考えが広がっています。ミズノは、スポーツ品メーカーとしての知見を一般生活分野や健康分野で活用すべく、関連商品や運動プログラムの開発などに事業領域を拡大しており、2016年3月からワークシューズを発売開始しました。今回さらにワークアパレルにも事業領域を広げ、ワークアパレルの初年度(発売から1年間)販売目標は3億円、2019年度は25億円を目指しています。 ワークアパレルの特長 展開するワークアパレルには、動きやすさを追求したミズノ独自のウエア設計『ダイナモーションフィット』や汗処理に優れた素材『ドライサイエンス』、花粉や臭いの原因を分解する素材『ハイドロ銀チタン®*1』などを採用し、働く環境で求められる機能性を搭載しました。セミオーダー品には、約30年前から陸上、サッカー、野球、スイム品等11種目で実績のあるチームユニフォームのオーダーシステムを応用し、短納期(60日、土日祝除く)で小ロット(10枚以上、追加の場合は1枚から可能)での対応を可能にしました。 ※1 ミズノホームページ『ハイドロ銀チタン®』説明 http://www.mizuno.jp/technology/hyd-agtio2/ 主な商品について ■「エアリージャケット」(ファン対応作業服) 肩甲骨周りの動きの大きい箇所を立体的なパターン設計にしてツッパリ感を軽減しています。また首周り部分を身体と離れる設計にすることで、ファンから出る空気を身体の前後からバランス良く放出させます。これにより、発汗の多い背中上部、胸、脇の汗を効果的に気化させながらも、過度な膨らみを抑えています。(¥10,000+税、ファン・バッテリー別売) ■ハイドロ銀チタン®ワークシャツ 花粉、汗、臭いなどのタンパク質を分解して水に変えるハイドロ銀チタン®を使用しています。運輸業など屋外作業の多い業種や、接客業など衛生面に配慮が必要な業種に適しています。(¥3,900+税~) ■別注対応(スペクトラ)モデル ワークジャケット、ワークパンツ、ポロシャツはセミオーダー対応が可能です。素材、本体カラー、差し色(ワークパンツ以外)、ロゴ位置の組み合わせにより、ワークジャケットは576通り、ワークパンツは24通り、ポロシャツ512通りの選択ができます。(ジャケット ¥7,900~+税、パンツ ¥4,900~+税、ポロシャツ ¥5,900~+税) ワークアパレル市場について ワーキングタイプのユニフォームの供給市場は年間で2600億円を超える規模で、今後も増加傾向にあると予想されています*2。近年この市場では、価格競争から脱却し付加価値を高めた商品展開が受け入れられる傾向にあります。ミズノは、スポーツ品開発で培った技術や知見を活用した別注の企業ユニフォームを企画・生産する専門部門を1997年に設置し、これまで約500社に納品しています。今回のワークアパレル事業への本格参入を契機にワーキングビジネスをさらに強化していきます。 ※2 矢野経済研究所「ユニフォーム年鑑2016」より