商船三井/世界最大のFSRU MOL FSRU CHALLENGERと命名、本邦船社として初めて単独での建造・保有・操業を担う 物流全般 2023.06.17 世界最大のFSRU “MOL FSRU CHALLENGER”と命名 ~本邦船社として初めて、単独での建造・保有・操業を担う~ 株式会社商船三井(社長:池田 潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)が発注し、保有・操業を実施する世界最大のFSRU(*1)(以下「本船」)の命名式が、2017年9月28日に韓国・大宇造船海洋株式会社の玉浦造船所で執り行われました。 式典には多数の関係者が参加し、「MOL FSRU CHALLENGER」と命名されました。本船は10月に竣工したのち、トルコ向けFSRUプロジェクトに投入され、2017年中に操業を開始する予定です。 263,000m3のLNG貯蔵容量を備え、世界最大のFSRUである本船は、ガス送出能力に加えてLNG再出荷能力を備えており、本船が設置される近隣地域へのLNG再輸出やLNG燃料供給業務も可能な仕様となっています。商船三井は本プロジェクトを足掛かりに今後LNG需要の成長が見込まれるアジア・中南米地域等におけるLNG二次輸送事業・LNG燃料供給事業にも積極的に取り組んでまいります。 LNG供給の柔軟性や流動化が求められる中、FSRUはそれらを推進するソリューションとして注目されています。商船三井は世界最大のLNG船事業者及び本邦企業として唯一のFSRU保有・運営会社として、LNGの多様な調達を志向するお客様のニーズに沿ったFSRU事業を推進していきます。 本船の保有・操業に加え、先月インドでのFSRUプロジェクトへの参画(*2)も決定しており、新経営改革「ローリングプラン2017」(*3)で掲げる「LNG事業における輸送に限らない垂直統合型ビジネスの追求」に向けた取り組みを着実に進めています。商船三井は、今後とも進取の気性に富んだ新たなビジネス領域に挑戦し、LNGビジネスの発展に貢献していきます。 (*1) Floating Storage and Regasification Unitの略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。 (*2) 詳細は2017年9月1日付プレスリリース「インドにおける浮体式LNG受入ターミナルプロジェクトに参画」をご参照ください。 (*3) 詳細は2017年4月28日付プレスリリース「新経営計画『ローリングプラン2017』」をご参照ください。 【本船概要】 全長 : 345.00メートル 全幅 : 55.00メートル LNG貯蔵能力 : 263,000立方メートル 再ガス払出能力 : 540百万立方フィート/日 造船所 : 大宇造船海洋株式会社(本社:韓国 ソウル) 船籍 : バハマ MOL FSRU CHALLENGER 9月28日に執り行われた命名式の様子