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グローバル・ロジスティック・プロパティーズ/大阪府吹田市で「GLP吹田」を竣工

物流不動産・施設 2023.06.17
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ
大阪府吹田市で「GLP吹田」を竣工
アスクル最大の物流センターに

先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之(以下「GLP」))は、本日、大阪府吹田市で、単体の賃貸型専用物流施設としては国内最大の延床面積を有する先進的物流施設「GLP吹田」の竣工式を執り行いましたので、お知らせします。「GLP吹田」は、オフィス用品・現場用品の通信販売大手のアスクル株式会社(本社 東京都江東区、代表取締役社長兼CEO 岩田 彰一郎、東証1部上場、(以下「アスクル」))が全棟を同社の最大の物流センター「ASKUL Value Center 関西(略称「AVC関西」)」として利用します。

 「GLP吹田」はGLPが2016年5月に着工した延床面積165,235㎡の4階建て物流施設で、大阪中心部から約9kmという大都市に隣接する典型的な都市型の物流施設です。名神高速道路「吹田」ICより約6.3kmに位置し、大阪を結ぶ主要幹線道路の名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道を利用することで広範な配送を確保出来ることに加え、JR東海道本線「岸辺」駅、阪急京都線「正雀」駅に徒歩圏内であることから人材の確保についても好立地と言えます。

「GLP吹田」は、ワンフロア面積36,500㎡の国内最大級の規模で、ダブルランプウェイ、中央車路を備えた大型物流施設です。アスクルの物流オペレーションニーズに応え、自動ラックやマテハンの設置対応や倉庫内の縦搬送を強化するため垂直搬送機と荷物用エレベーターを多く設置したほか、重量物対応として一部エリアの床荷重を2t/㎡とし、全館に300ルクスの高照度の照明、一部倉庫内で空調を採り入れています。

また、「GLP吹田」は、全館LED照明や太陽光パネルの設置、井水利用や雨水再利用など環境に配慮しており、世界的にも広く普及している建物環境認証制度であるLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)ゴールドの予備認証を取得しています。加えて建設時のCO2排出配慮や庫内の快適性を保つための多層式車路の3D換気システムの採用などのサステナブルな取り組みが評価され、国土交通省の「平成27年度(第2回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に物流施設として初めて採択されるなど環境面でも高い評価を得ている次世代型物流施設です。

 

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「GLP吹田」外観

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アスクル岩田社長とGLP帖佐社長による記者会見

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事業主、参列者及び来賓による鏡開き

また、働きやすい環境を提供するための取り組みとして、カフェテリアは厨房設備付きとし、最大270名が利用出来るように整備したほか、自転車通勤を想定し、駐輪場の収容台数を416台と豊富に確保しています。BCP対策としては免震構造を採用すると同時に、非常時には非常用発電に加えて太陽光による電力の館内での一部利用も予定しています。

加えて地域社会への配慮として、「GLP吹田」の一部敷地を提供して、東側に近隣の方にもご利用頂ける遊歩道を敷設しました。また、今回建設工事を行った土地が埋蔵文化財包蔵地であることから発掘調査を実施し、敷地内の遊歩道に出土した遺跡・遺物についてのサインプレートを9箇所設置し、地域住民や来館者に土地の記憶として紹介しています。

代表取締役社長の帖佐 義之は、「この度、アスクル様専用の『GLP吹田』の竣工を迎え、大変嬉しく思います。GLPにとっても関西のフラッグシップと言える最大の延床面積を誇る施設であり、GLPの幅広い経験と実績、高い技術と専門性を活かした最新鋭の施設です。業界最大手のアスクル様の最先端の物流オペレーションをサポートするという重責を担うべく、仕様、環境対応、快適性などの面で都市型施設ならではのさまざまな工夫をこらし、効率的且つ機能的な物流業務の実現を提供致します」と述べています。

「GLP吹田」の開発は、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による開発物件となります。GLPは、現在、関西で開発中を含め26棟をまた大阪府で13棟の物流施設を所有・運営しています。

 

以上


 

グローバル・ロジスティック・プロパティーズについてhttp://www.glprop.com/(link is external)
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド (GLP) は、中国、日本、ブラジルおよび米国においてマーケットでの優位性を持ち、グローバルで5,600万㎡のポートフォリオを所有、運営しています。各国の国内消費は需要をけん引する重要な要素です。GLPは世界最大級の不動産ファンド・マネージャーで運用資産は390億米ドル(2017年6月30日現在)です。
なお、GLPはシンガポール証券取引所のメインボードに上場しています(株式コード: MC0.SI;Reuters ticker: GLPL.SI; Bloomberg ticker: GLP SP)。

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社について(http://www.glprop.co.jp/
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社は、2009年3月に設立されたGLPの日本法人です。日本の主要な物流拠点を網羅する都市で、97物件・総延床面積約470万平方メートルの物流施設を運営しており(2017年6月30日現在)、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。

 

■ 施設概要

施設名:GLP吹田
所在地:大阪府吹田市岸部南3丁目34番1
敷地面積:約75,064㎡
延床面積:約165,235㎡
着工:2016年5月
竣工:2017年8月

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