東芝/ロシア郵便から税関システムを受注 物流システム 2023.06.17 ロシア郵便から税関システムを受注-郵便・物流システム事業における戦略的協業に関する覚書を締結- 2017年9月7日 当社は東芝ロシア社と共同で、ロシア郵便(Russian Post)から税関システム※1を受注しました。受注金額は約10億円です。本システムは、カザン国際空港にあるロシア郵便のカザン交換局に納入され、11月に稼動を開始する予定です。 また、当社は東方経済フォーラム2017において、ロシア郵便との郵便・物流システム事業における戦略的協業のために覚書を締結しました。 ロシアでは、インターネットショッピングの普及により海外通販市場が急速に拡大しており、2016年は国際貨物の市場規模が2012年比で約10倍に拡大しており、特に小型小包の輸入量が増加しています。カザン市はタタールスタン共和国の首都で、ロシア有数の大都市かつ空路・陸路および水上交通の要衝です。本システムの納入により、小型小包の処理能力を向上させロシア郵便による物流ハブ自動化に貢献します。 当社は、2014年にモスクワ国際交換局向けの郵便物自動処理システムを受注し、2014年末から順次稼働しています。本システムは、当社製の郵便区分機や小包ソータ、税関システムなどで構成されており、さまざまな大きさの小包や郵便物の処理を自動化し、機器や作業員の配置や動線を最適化することで、小包・郵便物の処理能力の向上を実現し、高い評価を得ています。 本日締結した覚書は、昨年12月にロシア郵便と締結した覚書を拡張するものです。当社が、カザン局における税関システムでの実績を活かし、ロシア郵便の運用改善にも貢献していくこと等が盛り込まれました。本合意に基づき、両社は戦略的パートナーとして関係を更に強化します。 当社は、今後も、郵便・物流システムシステムのトータルインテグレーターとして、同国における郵便・物流事業の拡大を加速します。 ※1 外国からの小包の宛先等の情報を読み取り、重量を計測し、X線検査装置の確認までを自動で行うシステム。 ロシア郵便の概要 社名: 連邦国営単一企業 ロシア郵便 所在地: 37 Varshavskoye Shosse, Moscow, 131000, Russian Federation 代表者: 総裁 ニコライ ポドゥグゾフ 事業内容: ロシア国内における郵便事業 カザン交換局の概要 所在地: 420017, Kazan International Airport, Kazan, Tatarstan Republic, Russian Federation 事業内容: ロシアにおける国際郵便物の区分業務 覚書に調印するロシア郵便ポドゥグゾフ総裁と当社高辻取締役