住友大阪セメント/光通信用部品(LN変調器)製造設備増設工事が竣工 SCM・製造拠点 2023.06.17 光通信用部品(LN変調器)製造設備増設工事竣工のお知らせ 住友大阪セメント株式会社(社長:関根福一、本社:東京都千代田区)は、光通信用部品(LN変調器(※))の製造子会社、東莞住創光電子技術有限公司(中国・広東省東莞市)において、従来の10G、40GのLN変調器の製造に加え、世界最高レベルの伝送速度を有する100G変調器の生産を開始するための設備増設工事を行って参りましたが、2017年9月5日に竣工し、操業を開始することとなりました。 クラウドコンピューティングやスマートフォンの普及、4K画像伝送などの需要に加え、中国政府の経済政策等により、光通信市場が急速に拡大しており、今後も伝送需要拡大要求は継続されることが予想されています。これらの拡大要求に対し、光電子事業部の主力製品である当社のLN変調器は、高速かつ大容量の伝送が可能な高機能製品群を備えており、2018年度以降、その需要はさらに高い水準になることが見込まれます。 これらの設備増設により、中国をはじめとした世界的な需要拡大に対応し、市場成長を上回る増産対応をすることで、世界のLN変調器市場においてトップシェアを目指すとともに、中国・東莞市という世界的な情報通信企業が集積する立地を活かして、ユーザーに対して安定した高い品質の製品をより効率的に生産し、供給して参ります。 ※LN変調器は、LN(ニオブ酸リチウムLiNbO3)という材料を用いて、電気信号を光信号に変換するデバイスです。 【製造会社概要】 1.会社名:東莞住創光電子技術有限公司 Dongguan Sumi Sou Optoelectronics Technology., LTD. 2.設立年月日:2011 年 3 月 9 日 3.場所:中国 広東省東莞市 松山湖工業区 4.資本金:420 万USドル(住友大阪セメント 100%出資) 5.董事長:下モ 真史 6.社員数(2017 年 8 月 1 日時点): 97 名(日本人 5 名) 7.設立の年に、10GのLN変調器の生産を始め、4 年後の 2015 年に 40G、そして今般の 設備増設工事が完了したことで、100GのLN変調器を生産します。 これらの製品は、世界でトップクラスのシステムメーカーによって光情報通信システ ムに組み込まれ、最終的に中国をはじめ、グローバルな大手情報通信会社(キャリア) に納められ、データ伝送、画像伝送など高速、大容量伝送に用いられます。