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丸運/経常利益は前年比62・5%増(平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高   営業利益  経常利益 当期純利益

30年3月期第1四半期 11,831 6.7   182 82.1  232 62.5  140 140.2

29年3月期第1四半期 11,086 △5.0  99 △3.5  143 1.5   58 ―

(注)包括利益 30年3月期第1四半期  179百万円 (―%) 29年3月期第1四半期  △94百万円 (―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期のわが国の経済は、世界景気の回復を背景として、輸出および生産が持ち直したことから企業業績 が順調に拡大し、雇用情勢の改善傾向が維持され賃金も緩やかに持ち直したことから個人消費は底堅く推移しまし た。しかしながら陸運業界では、価格競争激化による収益の低迷、トラック乗務員の不足など構造的課題から厳し い経営環境が続いており、適正運賃・料金の確保およびトラック乗務員の確保が、喫緊の経営課題となっていま す。このような状況下にあって、当社グループは、今年度策定した経営計画体系における長期経営ビジョンの達成 のために、第二次中期経営計画の着実な遂行に取り組み、企業価値の向上に努めています。 これらの結果、営業収益は、貨物輸送でのトラック貨物輸送および保管貨物の増加に加えて、既存顧客との取引 深耕による増加、流通貨物での国産野菜の取扱量の増加、国際貨物での堅調な輸出を背景とした輸出取扱量の増加 と中国国内貨物輸送の増加、および石油輸送での輸送数量の増加により、前年同期比6.7%増の118億31百万円とな りました。 経常利益は、顧客の請負作業業務内製化による影響等で減益となったものの、流通貨物および国際貨物におい て、営業収益の伸びに比例して経常利益も増加したことから、前年同期比62.5%増の2億32百万円となりました。 また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比140.2%増の1億40百万円となりました。

セグメント別の業績概況は、次のとおりです。

《貨物輸送》

当部門については、トラック貨物輸送や保管貨物の既存顧客との取引深耕を図ったこと等により増収となりまし た。しかしながら経常利益では、一部顧客が請負作業業務を内製化した影響等により減益となりました。 これらの結果、営業収益は前年同期比4.2%増の58億68百万円となりましたが、経常利益では前年同期比2.1%減 の1億50百万円となりました。

《潤滑油・化成品》

潤滑油部門については、千葉営業所等における既存顧客との取引深耕を主要因として増収・増益となりました。 しかしながら化成品部門においては、一部顧客の配送量減により減収・減益となりました。 これらの結果、営業収益は前年同期比1.3%増の11億91百万円、経常利益は前年同期比8.1%減の32百万円となり ました。

《流通貨物》

当部門については、輸入野菜の取扱量が大きく減少したものの、国産野菜の保管・配送業務の取扱量が大幅に増 加し、当部門の営業収益全体を押し上げました。また、昨年度開所した神奈川流通センターでの共同配送物流事 業、フローズン&チルド流通加工業務および多温度帯通販事業も順調に推移しました。 これらの結果、営業収益は前年同期比68.5%増の2億94百万円、経常利益は前年同期比33百万円改善の29百万円 となりました。

《国際貨物》

当部門の輸出入に係る貨物取扱量は、国内主要顧客の堅調な輸出を背景として海上貨物輸送および航空貨物輸送 の取扱量がともに増加しました。また、海外事業においても丸運物流(天津)有限公司の重量品貨物輸送をはじめと した中国国内貨物輸送が全般的に好調に推移し、取扱量が大幅に増加しました。 これらの結果、営業収益は前年同期比19.2%増の15億99百万円、経常利益は前年同期比46百万円増の29百万円と 大幅に改善しました。

《石油輸送》

当部門については、輸送数量が前年同期比1.0%増となりました。営業収益は、輸送数量増加に加えて、JXT G基地受託関係収入増加の影響により、前年同期比4.2%増の28億66百万円となりました。その結果、経常損益は 前年同期比17百万円改善したものの22百万円の経常損失となりました。

(略)

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