大日本印刷/植物由来包材を使用した製品がエコマーク認定を国内で初めて取得 グリーン物流(環境) 2023.06.17 大日本印刷の植物由来包材を使用した製品がエコマーク認定を国内で初めて取得 「バイオマテック」を使った日本生協連の製品が「植物由来プラスチック使用」ジャンルで認定取得 大日本印刷株式会社(以下:DNP)が開発した「DNP植物由来包材 バイオマテック®」を使用した、日本生活協同組合連合会(以下:日本生協連)の「CO・OP《D》 コーヒーバッグ オリジナルブレンド 10杯分 《袋》」など10品目の製品が、「植物由来プラスチックを使用したプラスチック製容器包装」の分類で、国内で初めてエコマーク認定を取得しました。 2016年6月、エコマーク認定基準「詰め替え容器・省資源型の容器」のカテゴリーに「植物由来プラスチックを使用したプラスチック製容器包装」の認定基準が新設され、今回DNPの「バイオマテック」を使った製品として初めて日本生協連の製品がエコマーク認定を取得しました。日本生協連は、環境に配慮した包装材を使用した製品としてエコマークを表示し、今年9月より販売する予定です。 日本生活協同組合連合会様より提供 【「DNP植物由来包材 バイオマテック」について】 http://www.dnp.co.jp/works/detail/10117410_18925.html 「バイオマテック」は、石油の代わりに、サトウキビから砂糖を精製した際の副産物(廃糖蜜)やとうもろこしなどの植物由来の原料を一部に使用することで、石油の使用量を削減します。また、植物は生育する過程で二酸化炭素(CO2)を空気中から取り込んでいるため、石油由来のプラスチックフィルムと比べて、温室効果ガスを製品のライフサイクル全体で削減できます。このバイオマスプラスチックを焼却したときに発生するCO2は、わが国のCO2排出量から控除することができます。 「バイオマテック」は、従来の石油由来のプラスチックフィルムと同等の加工性や意匠性を有しており、従来品からの切り替えが容易です。 2016年に、「バイオマテックPE(ポリエチレン)フィルム」と「バイオマテックPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム」を使用した販売促進用の包材サンプルが、エコマーク認定を取得しています。DNPはバイオマテックを使用する企業へ、自社製品の包装材でエコマーク認定を取得する際の認定作業に必要な情報を提供します。 【エコマークについて】 エコマークは、さまざまな製品・サービスのうち、原材料調達から、生産、廃棄までのライフサイクル全体で環境への負荷が小さく、環境保全に役立つと認められ、基準を満たした商品に付与される”環境ラベル”です。エコマークを商品に表示することにより、環境配慮の意識の高い企業であることなどを生活者にアピールすることができます。 【今後の展開】 DNPは、「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズで、2017年度で30億円の売上を目指します。今後も、環境負荷が低く、人々が安心して使える製品・サービスの開発を通じて地球温暖化防止や生物多様性保全などの社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献していきます。 大日本印刷株式会社 本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円日本生活協同組合連合会 本部:東京 代表理事会長:本田英一 出資金:91.3億円 ※バイオマテックは、大日本印刷株式会社の登録商標です。※エコマークは、公益財団法人日本環境協会の登録商標です。 ※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい