日本板硝子/鉛蓄電池用バッテリーセパレーター合弁会社へ出資 SCM・製造拠点 2023.06.17 鉛蓄電池用バッテリーセパレーター合弁会社への出資について 日付 2017年 07月 13日 日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、社長兼CEO:森 重樹)は、液式鉛蓄電池用ポリエチレンセパレーター(以下PEセパレーター)の製造販売会社PT ENTEK Separindo Asia(本社:インドネシア、ジャワバラット、社長:J.C.Kim)に対する出資を決定しましたのでお知らせします。同社は、ENTEK社(本社:米国オレゴン州レバノン、CEO: Larry Keith)がインドネシアのSeparindo社と設立した合弁企業です。 アジアにおける自動車用液式鉛蓄電池市場は成長が著しく、特に自動車の省燃費、環境対策の必要性の高まりを受けて、アイドリング・ストップ・スタート(ISS)用バッテリーの需要が増加しています。ISS用バッテリーでは、従来のバッテリーと比べ充放電の負荷が増大するため、より高い耐久性や電池特性が求められ、PEセパレーターが重要な役割を担います。当社およびENTEK社はこの分野のテクノロジーリーダーであります。 今回の出資は、PEセパレーターのグローバルリーダーであるENTEK社との戦略的提携により、需要増加が見込まれるアジア市場での供給体制の拡充を図るとともに、生産と研究開発での協力を通じて、より高品質で高性能な製品の提供を目的とするものです。 当社は、高付加価値な製品と技術の提供を通じて「VAガラスカンパニー」となることを目指します。 以上 NSGグループのPEセパレーター ENTEK社についてENTEK社(本社:米国オレゴン州レバノン)は鉛蓄電池、リチウム電池用セパレーターのグローバルリーディングメーカーとして30年以上イノベーションを通じ、高品質かつ高い信頼性の多孔質ポリエチレン樹脂シートを設計・生産してきました。その技術は自動車用電池、ゴルフカート用電池、その他産業用電池などの幅広い用途に使用されており、高エネルギー化や高電圧化を必要とする電池システムの需要に応えてきました。同社はターンキー方式の押出設備システムや、二軸スクリュー押出機分野でのリーディングメーカーでもあります。天然繊維とプラスチック複合材料分野(例:ウッドデッキ)や造粒技術、カスタムメイド混合、特殊シート生産ライン、食品、医療業界へ幅広く事業展開しており、米国および英国の拠点から全世界へ製品を提供しています。 www.entek.com Separindo社についてSepariondo社(本社:インドネシア、ジャカルタ)は1995年の設立以来、インドネシア唯一のPEバッテリーセパレーターとして事業を行っています。深い市場知識をもとに、インドネシア国内およびアジア各国を中心に事業を展開しています。 日本板硝子株式会社についてNSGグループは、ガラスおよびグレージングシステム製品の世界最大メーカーの一つで、建築用ガラス(ビル、住宅、新築およびリフォーム向けのガラス、太陽光発電用ガラス等)、自動車用ガラス(新車用および補修用)および高機能ガラス(ディスプレイ用ガラス、オプトエレクトロニクス製品、ガラス繊維等)の各事業分野で、高付加価値の製品を提供しています。1918年(大正7年)の設立以来「ガラス」という素材にこだわり、さまざまな商品を社会に提供し続け、2006年には英国大手ガラスメーカー、ピルキントン社を買収し、NSGグループとして板ガラス分野でのグローバルな事業体制をスタートさせました。2017年3月期の売上高は5,808億円、グループ従業員数は約27,000人、世界各地に生産拠点を持ち、100ヶ国以上で製品の販売を行っています。 http://www.nsg.co.jp/