日本通運/定温・大量の国際航空温度管理輸送サービス「TempSure Thermo ULD」の温度帯を拡充 物流全般 2023.06.17 日通、「TempSure(テンプシュア) Thermo(サーモ) ULD(ユーエルディー)」に 2℃~8℃帯サービスを新設 2017年6月23日 ~定温・大量の国際航空温度管理輸送サービス「TempSure Thermo ULD」の温度帯を拡充~ 当社は、航空機搭載パレット( ULD=Unit Load Devices※1)単位で定温輸送環境を実現する国際航空貨物輸送サービス「NEX-SOLUTION TempSure Thermo ULD(ネックス-ソリューション テンプシュア サーモ ユーエルディー)」(特許出願中)に、2℃~8℃帯サービスを新設し6月より販売を開始しました。 【商品開発の背景】 ・医療、医薬品において、2℃~8℃帯と15℃~25℃帯が需要の高い温度帯である。 ・従来、大量・大型貨物の定温輸送には、電源式温度管理コンテナの利用が一般的だが、リース費用や航空運賃の負担が大きかった。 ・昨年7月に「NEX-SOLUTION TempSure Thermo ULD」15℃~25℃帯サービスを販売したところ、医薬業界のお客様を中心に、2℃~8℃帯でのサービス提供に対するご要望を多数頂いた。 【サービス内容】 特殊な断熱材と潜熱蓄熱材※3を用いた養生方法により、航空機搭載パレットの内2℃~8℃の温度帯を維持し、外気温の影響を受ける発着地の航空機の機側(ランプサイド)でも、定温環境を実現します。また、電源式温度管理コンテナを複数台使用する場合に比べ、安価なコストで輸送可能です。※4 【取扱空港】 成田空港発貨物から開始し、今後、お客様のニーズに合わせ、他空港への展開を図ります。 ※1ULD (UNIT LOAD DEVICES):航空貨物を一定の単位にまとめ、航空機の貨物室に搭載するための用具の総称。 ※2CFS (Container Freight Station):輸出入コンテナ専用上屋(一時保管・荷捌き場)の呼称。 ※3潜熱蓄熱材:物質が相変化する際の「潜熱」を用い、指定する温度域を維持する機能を持つ素材 ※4電源型温度管理コンテナのリース費用と比較し、約20~50%低減。弊社想定条件において。 ※5TempSure Thermo:蓄熱材を使用し、長時間の定温温度帯輸送が可能。 ※6TempSure Cool:保冷剤を使用し、安価な資材で温度管理輸送が可能。 当社は、今後も温度管理をはじめとするお客様の高度化・多様化するニーズにお応えする物流サービスを開発・拡充し、企業理念に掲げる「物流から新たな価値を創る」ことを目指します。