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日本郵便/万国郵便連合(UPU)の郵便業務発展総合指数で第 3 位を獲得

物流全般 2023.06.17

万国郵便連合(UPU)の郵便業務発展総合指数で第 3 位を獲得

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男/以下「日本郵便」)は、万国郵 便連合(以下「UPU」)が発表した、世界における郵便業務の発展度合いを示す「郵便業務発展総合指 数」において、UPU 加盟国(地域)の調査対象 170 カ国中、第 3 位となりました。 近年、日本郵便は国際郵便の各種サービスの改善はもとより、UPU 等を通じた全世界的な国際郵便発 展への枠組みづくりに大きく貢献しています。 国際郵便業務の改善を主な任務とする UPU 郵便業務理事会(理事国 40 カ国)の議長国を 2012 年か ら務め、e コマースの対応やセキュリティ対策の議論を主導し、新たなサービスの枠組みをつくりまし た。また、国際スピード郵便(EMS)サービスの向上を目的とした主要提供国(地域)の会合(カハラ ポストグループ)では、一貫して CS(カスタマーサービス)の重要性に着目し、積極的にその向上に 取り組んでいます。 今回の「第 3 位」という評価は、このように自国を超えた、地域・世界の郵便業務発展への寄与が 認められたものと考えています。 郵便業務発展総合指数調査は、UPU が保有する 30 億通を超える郵便の追跡情報などを元に、全世界 規模での郵便事業の発展度合いを測る尺度となるものです。また、この調査結果は、各国の郵便事業 体が、その郵便サービスの充実や改善を行う際の基準となるものです。 日本以外の主なアジア諸国の順位は、シンガポール(第 8 位)、中国(第 9 位)、韓国(第 11 位)と なっています。

【参考】

1. 2016 年の上位 3 カ国の状況 日本(総合点 94.09)は、スイス(100)、フランス(94.75)に次いで第 3 位を獲得。「3 カ国は いずれも、広範な郵便商品全てにおいて非常に優れた品質を達成し、また、顧客へのグローバルな 接続性を保証している。それらを受けて、国内で根強い需要の取り込みができており、また、急速 に変化する環境への対応において高い弾力性を備えている。」との評価となっています。 特に、日本に関しては「物流における高品質なサービスの点で他国より優れており、かつ、貯金 及び保険の分野を含む幅広いサービスへの高い需要を取り込んでいる。」とされています。

2. 郵便業務発展総合指数(Integrated Index for Postal Development:2IPD) 「信頼性」、「到達性」、「妥当性」及び「弾力性(レジリエンス)」の 4 つの基準を用いて、 UPU が保有している郵便ビックデータ(30 億を超える追跡情報)、公式郵便統計データ等の基本デ ータを使用し、170 郵便事業体の実績を比較しています。評価項目の各内容は次のとおりです。 信頼性:郵便業務運営における効率性レベルの評価 到達性:郵便サービスの国際化のレベルの評価 妥当性:全ての主な市場における競争力のレベルの評価 弾力性:ビジネスモデルの適応能力のレベルの評価 万国郵便連合(UPU)の郵便業務発展総合指数で第 3 位を獲得

3.国際郵便発展に向けた日本郵便の貢献

(1) 国際郵便による送付が禁止されていたリチウム電池を内蔵した製品(カメラ、パソコン等)に ついて、郵送を可能とするよう UPU で問題を提起し、加盟国間の議論を主導。更に関係する他の 国際機関(ICAO、IATA)との調整にも参画し、2013 年 1 月以降の郵送を可能にしました。

(2) 越境 e コマースの発展を背景に、軽量で比較的低廉な内容品を送付するのに適した追跡サービ ス付の商品をアジア諸国等と開発し、日本では国際 e パケットライトとして 2016 年 10 月に開始 しました。

4. UPU 等の国際機関への日本郵便の貢献

加盟国(192 カ国)中、40 カ国の理事国で構成される、主に郵便業務の改善を任務とする郵便業 務理事会の議長国に、日本が 2 期にわたり全会一致で選出されています(1 期 4 年、議長:当社目時 政彦執行役員)。 セキュリティ強化を目的とした事前通関情報の送信、e コマース対応のための国際郵便商品の再構 築等の議論を積極的にリードしています。また、世界各国の郵便事業体の地域会合において、日本 郵便の先進的な取り組み等を紹介することで、広く加盟国全体の郵便サービス向上に貢献していま す。

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