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グローバル・ロジスティック・プロパティーズ/2017年度決算で過去最高の純利益を計上

決算短信 2023.06.17
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ
2017年度決算で過去最高の純利益を計上

  • 2017年度純利益(PATMI)は過去最高の79,400万米ドル(約8861,834万円[1]
  • 2017年度の開発目標を上回る実績を達成、26,600万米ドル(約2968,826万円)の開発利益(税引き前)を計上
  • ファンド・マネジメント・プラットフォームは継続的に拡大、フィー収入は前年度比21%増の18,100万米ドル(約202141万円)
  • 普通株一株当たりシンガポールドル6.0セントの配当金を決議

 

                     2017年度: 2016年4月1日~2017年3月31日、2017年度第4四半期:2017年1月1日~3月31日

100万米ドル

2017年度

第4四半期

2016年度

第4四半期

増減

2017年度

2016年度

増減

収入

227

199

14%

880

777

13%

純利益/PATMI(税引後最終利益)

247

153

62%

794

719

10%

中核利益[2]

155

163

-5%

625

559

12%

中核利益(再評価益を除く)2

55

61

-11%

270

233

16%

 

 

【シンガポール、2017年5月19日】

先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(以下「GLP」)は、2017年3月末までの1年間(2017年度)の決算において、純利益(PATMI:税引後最終利益)が7億9,400万米ドル(約886億1,834万円)と過去最高となったことを報告します。好調な開発事業およびファンド・マネジメント・ビジネスを中心に経常的収入が大きく増加し、それぞれ開発利益は2億6,600万米ドル(約296億8,826万円)、ファンド・フィー収入は1億8,100万米ドル(約202億141万円)でした。

 

GLPの最高経営責任者であるミン・メイは、「2017年度の力強い決算内容は最適なビジネスモデルとチームによる着実な業務遂行によるものです。開発目標を上回る実績を残し、GLPのフィー収入を生み出すファンドプラットフォームは拡大を続けており、マネジメント・フィー収入によりさらなる経常的収入を生み出しています。GLPとの共同投資を望む機関投資家からの需要は依然として強く、新規および既存マーケットでキャピタル・リサイクル戦略に沿った、ファンド・マネジメント・プラットフォームを成長させる選択肢を追求し続けます」と述べました。

 

 

財務ハイライト

2017年度第4四半期の純利益は、資産価値の上昇により前年同期比62%増の2億4,700万米ドル(約275億6,767万円)でした。2017年度第4四半期は日本、米国、ブラジルにおいてキャップレートが低下しました。コアベース(一時的要因を控除・調整後)の2017年度第4四半期の純利益(中核利益)は、主に2017年度第2四半期の2番目の米国ポートフォリオのシンジケーションに関連した利益が低かったことにより前年同期比5%減となりました。GLPは10%の持分を維持しています。

 

2017年度の配当金

GLP取締役会は、普通株(2億100万米ドル、約224億3,361万円)一株当たりシンガポールドル6.0セントの配当金の支払いを決議しました。この配当提案は、2016年度と整合しており、年次株主総会での承認事項となります。

 

オペレーション・ハイライト

GLPの物流施設に対する顧客の需要はグローバルに堅調で、グループ全体で前年度比35%増の1,330万㎡の新規および契約更改の賃貸借契約が締結され、NOI(営業純利益)は前年度比6.3%増加し、契約更改時の賃料は8.9%上昇となりました。顧客の契約継続率は平均で73%となりました。2017年3月31日時点のグループ全体の平均物件稼働率は、中国における稼働率の低下により2017年度第3四半期から1%低い91%となりました。

 

中国における安定ポートフォリオの物件稼働率は、2017年第4四半期に稼働した開発物件の稼働率が低いことにより、2017年度第3四半期の87%から85%に低下しました。先進小売業や速達配送、自動車部品などからの継続的な需要により、中国マーケットの見通しは引き続き堅調です。

 

開発ハイライト

GLPは顧客の需要に対応するため開発を進めており、2017年度中に22億米ドル(約2,455億4,200万円)の開発案件に着手し、16億米ドル(約1,785億7,600万円)の物件が竣工し、2017年度の開発目標を上回りました。GLPはポートフォリオを成長させながら厳正な投資方針を維持しており、2017年度に平均で28%[3]の開発マージンを達成しました。その結果、竣工物件の減少にもかかわらず、2億6,600万米ドル(約296億8,826万円)の開発利益(税引き前)を計上しました。

 

GLPは2018年度に22億米ドル(約2,455億4,200万円)の新規開発の着手と17億米ドル(約1,897億3,700万円)の竣工を目指し、開発ペースを維持していきます。

 

ファンド・マネジメント・ハイライト

2017年度のファンド・マネジメント収入は前年度比21%増の1億8,100万米ドル(約202億141万円)でした。2017年3月31日時点のファンド・マネジメント運用資産の総額は前年同期比11%増加の390億米ドル(約4兆3,527億9,000万円)でした。これまでに270億米ドル(約3兆134億7,000万円)が投資され、さらにファンド・マネジメント・プラットフォームには120億米ドル(約1兆3,393億2,000万円)のエクイティ投資枠が残っていることから、今後も追加の収入を生み出します。

 

GLPとの共同投資を望む機関投資家からの需要は依然として強く新規および既存マーケットで、キャピタル・リサイクル戦略の一環として、ファンド・マネジメント・プラットフォームを成長させるための選択肢を追求し続けます。

 

GLPは2016年12月に取得した米国で3番目となるポートフォリオの約50%のシンジケーションを完了しました。残りについては対米外国投資委員会(CFIUS)を含む当局の認可が下り次第、2017年7月までに投資意向を表明している投資家が約40%の持分を投資し、GLPの持分を10%以下に維持する予定です。

 

キャピタルマネジメント・ハイライト

GLPは2017年4月に5億3,700万米ドル(約599億3,457万円、7億5,000万シンガポールドル)の永久債券のオプションの償還を実施しました。GLPの財務状況は引き続き強固で、13億米ドル(約1,450億9,300万円)のプロフォーマベースの現金残高を保有し、ルックスルー・ベースでの純負債比率は35%[4]です。GLPグループは現地通貨で資金調達するナチュラル・ヘッジ(近い将来に追加発行する人民元建て社債を含む)を引き続き拡大していきます。

 

特別委員会による戦略的レビュー

2016年後半より、GLPは株主価値向上へのコミットメントに沿って今後のビジネス発展に可能な選択肢について戦略的なレビューを行っています。このプロセスは4人の独立した取締役で構成される特別委員会によって管掌されています。拘束力のない提案の中から評価を経て残っている関係者と協議をしており、これらの関係者によるデュー・デリジェンスが進行中です。

 

まだいずれの関係者とも取引を開始しておらず、戦略的レビューから何らかの取引が実現するか確証はありません。具体的な進展があり次第、発表を行います。

 

本資料は、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(シンガポール)5月19日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。http://www.glprop.com/press-releases/(link is external)をご参照ください。

以上

 

グローバル・ロジスティック・プロパティーズについてhttp://www.glprop.com/(link is external)

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド (GLP) は、中国、日本、ブラジルおよび米国においてマーケットでの優位性を持ち、グローバルで5,500万㎡のポートフォリオを所有、運営しています。各国の国内消費は需要をけん引する重要な要素です。GLPは世界最大級の不動産ファンド・マネージャーで運用資産は390億米ドルです。

なお、GLPはシンガポール証券取引所のメインボードに上場しています(株式コード: MC0.SI;Reuters ticker: GLPL.SI; Bloomberg ticker: GLP SP)。

 

*グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社は2017年5月15日より汐留シティセンター4階から同34階に移転しました。電話番号の変更はございません。

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