日本貨物鉄道/4月のコンテナ・車扱合計は前年比 101・4% 物流全般 2023.06.17 輸 送 動 向 に つ い て(4月分) 1.輸送概況 今月は、中旬の低気圧接近に伴う東北地区風規制などの影響により、月全体で高速貨 40 本が運休となった(前年は、高速貨 93 本が運休)。 コンテナについては、自動車部品輸送が、大手自動車メーカーの販売好調に伴い、東海 地区発東北・九州地区向けで大幅増送となったことに加え、九州・関東地区間での輸送が 好調に推移し前年を大きく上回ったほか、化学薬品・化学工業品が堅調な発送となった。 また、トラックドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続いている食料工業品では、大 阪地区から北陸地区へのビール輸送が順調に推移したほか、菓子類が増送となり前年を上 回った。 一方、紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要の落ち込み、一部工場の定期修繕などによ り前年を下回った。その結果、コンテナ全体で、前年比 102.3%となった。 車扱については、気温が低く推移し、灯油を中心に石油が好調となった一方で、セメン ト・石灰石が定期修繕などの影響により減送となり、車扱全体では前年比 98.9%となった。 コンテナ・車扱合計は、前年比 101.4%となった。 (略) 輸送動向について(4月分)