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カンダホールディングス/経常利益は前年比15・8%増(平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成29年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

      売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

29年3月期 39,171 6.2  1,620 7.4   1,712 15.8  975 △37.6

28年3月期 36,884 6.9  1,508 23.4  1,478 24.9  1,563 119.7

(注)包括利益 29年3月期 1,022百万円 (△36.1%) 28年3月期 1,600百万円 (102.3%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や雇用に回復の兆しが見られたものの、米国の新政権によ る経済政策の影響や新興国経済の減速等もあり、景気の先行きは引き続き不透明な状況で推移しました。 物流業界におきましては、取扱量の減少が継続し、ドライバー等人手不足の影響によるコスト上昇など、取り巻く 経営環境は依然として厳しい状況が続きました。 このような状況の中、当社グループは、国内部門においては、主力業務であります物流センター業務代行、流通加 工業務に注力し、新規顧客の獲得に向け努力してまいりました。新規業務として平成28年4月1日から新潟市内で買 い物代行宅配サービス『はこびぃまーと』を開始致しました。平成29年3月には、阪神地区で主に食品卸・小売りの お客様に質の高いコールドチェーンを提供し、事業拡大をしてきた株式会社中村エンタープライズの全株式を取得し 子会社としました。また、引き続き全ての不採算の営業所等を黒字化すべく「業績改善運動」に全社的に取り組んで まいりました。 国際部門においては、株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとニュースターライン株式会社を核として業務拡 大に努めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、一部既存のお客様の業務量が想定以上に増加したこと、また、前期中に新 設した4拠点(埼玉県久喜市、千葉県八千代市、群馬県伊勢崎市、神奈川県座間市)の業績が寄与したこと及び「業 績改善運動」への取り組み等により、連結営業収益は、391億71百万円(前年同期比6.2%増)となりました。上記要 因に加え、一部物流施設の大口修繕に2億63百万円を費用計上したことから、連結営業利益は、16億20百万円(前年 同期比7.4%増)となりました。また、過去に一部子会社が行った海外航空機リース投資案件が期日到来し、匿名組 合投資利益87百万円を計上したこと等により、連結経常利益は、17億12百万円(前年同期比15.8%増)となりまし た。親会社株主に帰属する当期純利益は、今期に一部配送施設において、減損損失67百万円を計上したこと、また、 前連結会計年度に有明営業所の一部土地売却に伴う特別利益と岩槻物流センターの土地売却に伴う減損損失を計上し たこと等により、前年同期比37.6%減の9億75百万円となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

①貨物自動車運送事業

貨物自動車運送事業におきましては、取扱量の減少、ドライバー等人手不足の影響、お客様からの物流コスト削減 要請、一般貨物の低迷の基調がここ数年続いております。 このような状況の中、当社グループの主力業務であります物流センター業務代行、流通加工業務に注力し、新規顧 客の獲得に向け努力してまいりました。また、引き続き全ての不採算の営業所等を黒字化すべく「業績改善運動」に 全社的に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における貨物自動車運送事業収入は、前期中に新設した4拠点(埼玉県久喜市、千葉 県八千代市、群馬県伊勢崎市、神奈川県座間市)の業績が寄与したこと等により、300億48百万円(前年同期比 10.3%増)となり、セグメント利益は16億70百万円(前年同期比10.6%増)となりました。

②国際物流事業

国際物流事業につきましては、株式会社ペガサスグローバルエクスプレスとニュースターライン株式会社を核とし て業務拡大に努めてまいりました。当連結会計年度における国際物流事業収入は82億96百万円(前年同期比5.8% 減)となりましたが、前連結会計年度に株式会社ペガサスグローバルエクスプレスののれん償却が終了したことによ り、セグメント利益は1億72百万円(前年同期比56.9%増)となりました。

③不動産賃貸事業

不動産賃貸事業につきましては、千葉県習志野市の賃貸施設を退去したことによる収入減により、当連結会計年度 における不動産賃貸事業収入は9億4百万円(前年同期比3.9%減)となり、セグメント利益は、5億46百万円(前 年同期比2.2%増)となりました。

④その他事業

リース業、コンピュータソフト開発業、保険代理店業、部品販売業、清掃業、太陽光発電業を中心としたその他事 業につきましては、当連結会計年度におけるその他事業収入は1億24百万円(前年同期比10.1%増)となり、セグメ ント利益は59百万円(前年同期比5.5%減)となりました。

(略)

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