名港海運/売上高は前年比0・5%減、経常利益は前年比5%増(平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 29年3月期 60,279 △0.5 3,827 4.2 4,627 5.0 3,208 18.5 28年3月期 60,608 △4.0 3,674 △2.6 4,406 △4.2 2,707 1.6 (注)包括利益 29年3月期 4,413百万円 (377.6%) 28年3月期 923百万円 (△82.1%) (略) ①当期の経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善傾向が継続する一方、個人消費には停滞感が見受けられ、 景気は先行き不透明な状況で推移いたしました。 一方、世界経済は、新興国経済の停滞や、米国新大統領の政策動向、英国のEU離脱問題など、今後も予断を許 さない状況が続くことが見込まれます。 このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、自動車部品等の輸出は増加 しましたが、工作機械等の輸出や、原油等の輸入が減少し、前年実績を下回りました。 当社グループといたしましては、輸出貨物は、自動車部品の取扱いが増加しましたが、工作機械等の取扱いが減 少となりました。輸入貨物は、建材等の取扱いが増加しましたが、食糧や雑貨の取扱いが減少しました。 これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、602億79百万円と前年同期と比べ3億29百万円(0.5 %)の減収となりました。 営業利益は、38億27百万円と前年同期と比べ1億52百万円(4.2%)の増益となりました。 経常利益は、46億27百万円と前年同期と比べ2億21百万円(5.0%)の増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、32億8百万円と前年同期と比べ5億円(18.5%)の増益となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 <港湾運送およびその関連> 港湾運送部門 当部門は、コンテナ船のターミナル業務ならびに自動車船および在来船業務が増加しましたが、海外での貨物取 扱いが減少し、全体としては横ばいとなりました。 売上高といたしましては、359億64百万円と前年同期と比べ2億86百万円 (0.8%)の減収となりました。 倉庫保管部門 当部門は、海外保管貨物の取扱いが減少しましたが、国内保管貨物が堅調に推移し、取扱いは増加となりました。 売上高といたしましては、72億30百万円と前年同期と比べ2億68百万円 (3.9%)の増収となりました。 陸上運送部門 当部門は、自動車を中心とした内国貨物輸送の低迷により、取扱いは減少となりました。 売上高といたしましては、101億18百万円と前年同期と比べ2億94百万円 (2.8%)の減収となりました。 航空貨物運送部門 当部門は、自動車部品の取扱いが堅調に推移して輸出貨物は増加しましたが、輸入貨物が減少となり、取扱いは 減少となりました。 売上高といたしましては、23億28百万円と前年同期と比べ2億12百万円 (8.4%)の減収となりました。 その他の部門 当部門は、内航海上運送は減少しましたが、梱包作業等の増加により、取扱いは増加となりました。 売上高といたしましては、38億4百万円と前年同期と比べ1億1百万円 (2.8%)の増収となりました。 これらの結果、港湾運送およびその関連の売上高は、594億46百万円と前年同期と比べ4億23百万円(0.7%)の 減収となりました。 <賃貸>当事業は、土地賃貸面積の拡大により、増加となりました。この結果、賃貸の売上高は、8億32百万円と前年同期と比べ93百万円(12.7%)の増収となりました。 (略)