サンリツ/経常利益は前年比23・8%減(平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 29年3月期 14,626 △6.5 627 △18.4 478 △23.8 258 △15.3 28年3月期 15,647 △12.2 769 36.0 627 62.8 305 140.8 (注) 包括利益 29年3月期 405百万円( 454.2%) 28年3月期 73百万円( △61.0%) (略) (1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度における日本の経済状況は、個人消費及び設備投資に足踏み感が見られましたが、企業収益の回 復や雇用環境の改善を背景として、緩やかながら景気拡大が続きました。世界経済は、全体として回復基調を維持 しているものの、政治・経済・軍事情勢の変化を受けて不透明感が強まりました。 物流業界におきましては、国内貨物は消費関連貨物を中心に増加傾向がみられました。国際貨物は当期下期より 中国向けの輸出入貨物を中心に回復いたしました。 このような事業環境の中、当社は半導体製造装置の取扱額が増加したものの、無線通信機器の取扱額が減少した ことで売上高が減少いたしました。利益面におきましては、売上高減少の影響及び一般管理費の増加により営業利 益が減少いたしました。 国内連結子会社におきましては、主要顧客の製品取扱額の減少に加え、その他顧客において前期に発生した特需 の反動により売上高は減少いたしました。営業利益におきましては、人件費等の原価削減に努めた結果、前年同期 とほぼ同水準となりました。 中国連結子会社におきましては、前期に華南地区の子会社2社を譲渡したことに加え、今期華東地区において、 包装資材の企画設計・販売から梱包を含む国際物流業への事業再構築を進めたことで、売上高は減少いたしました が、赤字体質からの改善が進み、事業の収益力は向上いたしました。 米国連結子会社におきましては、スチール梱包業務の本格稼働に加え、調達物流への取組みに努めた結果、売上 高、営業利益ともに増加いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高146億26百万円(前年同期比6.5%減)、営業利益6億27百万円(前年 同期比18.4%減)、経常利益4億78百万円(前年同期比23.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2億58百万円(前 年同期比15.3%減)となりました。 なお、中国華東地区の子会社再編により、特別損失として関係会社株式売却損90百万円、特別利益として関係会 社株式清算益3百万円を計上しております。 セグメントの業績は次のとおりです。 [梱包事業部門] 無線通信機器の取扱額減少により売上高は減少いたしましたが、中国再編の影響及び半導体製造装置の取扱額増 加により、セグメント利益は前年同期とほぼ同水準となりました。 この結果、当該部門の業績は、売上高103億62百万円(前年同期比5.6%減)、セグメント利益10億41百万円(前年同 期比0.2%減)となりました。 [運輸事業部門] 無線通信機器の取扱額が減少した結果、売上高及びセグメント利益ともに減少いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高22億円(前年同期比11.5%減)、セグメント利益46百万円(前年同期比40.7% 減)となりました。 [倉庫事業部門] 工作機械保管額の減少により売上高は減少いたしましたが、事業所閉鎖に伴う原状回復費用が前期3月に発生し た影響により、セグメント利益は増加いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高18億2百万円(前年同期比5.8%減)、セグメント利益3億72百万円(前年同 期比3.0%増)となりました。 [賃貸ビル事業部門] フリーレント期間の設定及び修繕費用等の発生により、売上高及びセグメント利益ともに減少いたしました。 この結果、当該部門の業績は、売上高2億61百万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益77百万円(前年同期比 6.1%減)となりました。 (略)