三井物産/神戸製綱、豊田通商と米国自動車サスペンション用アルミ鍛造工場の生産設備を増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 米国自動車サスペンション用アルミ鍛造工場の生産設備増強について 2017年4月28日 三井物産株式会社株式会社神戸製鋼所豊田通商株式会社 米国で自動車サスペンション用アルミ鍛造部品(以下 アルミ鍛造サスペンション)を主力に製造・販売をしている合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ社(Kobe Aluminum Automotive Products, LLC、以下 KAAP社)」は、北米のアルミ鍛造サスペンションの更なる需要拡大に対応するため、生産設備の増強を決定しました。今回の増強は、設備投資額は約53百万米ドル(約58億円)で、溶解鋳造1ライン・鍛造プレス2機などを新たに導入し、2018年秋頃から順次稼働を開始、2019年年初での完成を目指します。完成後は、溶解鋳造4ライン・鍛造プレス10機の体制となり、生産能力はプレス8機体制時の75万本/月から97万本/月となる予定です。 アルミ鍛造サスペンションは、軽量化を通じて自動車の燃費向上に貢献する製品であり、環境規制への対応に伴う車体軽量化ニーズの高まりからも需要が増しています。KAAP社は、北米における製造販売拠点として2003年に(株)神戸製鋼所・三井物産(株)・豊田通商(株)の合弁会社として設立されました。2005年の操業開始以来、北米のアルミ鍛造サスペンション市場でトップシェアを保持しております。 北米は世界第2位の自動車市場であり、今後も自動車生産台数は増加を続け、2016年の約17.5百万台から2020年には約19.0百万台に達するものと想定しています。また、KAAP社では、稼働当初は日系自動車メーカーからの受注が主体でしたが、米国自動車メーカーへも取引を広げており、アルミ鍛造サスペンションの採用車種も更なる拡大が見込まれております。 KAAP社は、今後も時機を逃さず生産設備の増強を実施し、北米のアルミ鍛造サスペンション市場におけるトップの地位を磐石なものとして参ります。 今回の設備増強概要 建屋増設 約13,000m2 増強設備 溶解鋳造1ライン、鍛造プレス2機、その他付帯設備 投資金額 約53百万米ドル 増員規模 約100人(フル操業時) 竣工時期 2018年秋以降に順次、設備稼働開始予定 現在 前回増強⇒ 今回増強⇒ 完了後 土地(千m2) 130 +120 – 250 建屋(千m2) 22 +11 +13 46 溶解鋳造ライン(ライン) 2 +1 +1 4 鍛造プレス(機) 6 +2 +2 10 生産能力(万本/月) 54 +21 +22 97 KAAP社概要 所在地 米国ケンタッキー州ボーリンググリーン市 設立 2003年5月 代表者 桂 俊弘 従業員 約500人(17年3月現在) 資本金 2,400万米ドル 株主構成 (株)神戸製鋼所60%、三井物産(株)25%、豊田通商(株)15% ご注意:本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。 関連リリース リリース 米国自動車サスペンション用アルミ鍛造工場の生産設備増強について (2015年11月4日)