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国際石油開発帝石/豪イクシス LNGプロジェクトで沖合生産・処理施設(CPF)が出航

SCM・製造拠点 2023.06.17

オーストラリア イクシス LNG プロジェクト

沖合生産・処理施設(CPF)の出航、及び今後の生産スケジュールについて

 

 国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、オーストラリア連邦で操業主体(オペレーター)としてプロジェクトパートナーと共にイクシスLNGプロジェクト(以下、本プロジェクト)の開発作業を進めておりますが、本プロジェクトを支える重要な施設である沖合生産・処理施設(CPF:Central Processing Facility(名称:イクシス エクスプローラー)、以下、CPF)が、試運転作業や各種確認作業を経て、今般、オーストラリア連邦西豪州沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田に向けて建造地の韓国ゴジェを出航いたしましたので、お知らせいたします。

 CPFは、約1カ月半かけてイクシスガス・コンデンセート田まで曳航し、その後、設置作業を行う予定です。本施設は、今後40年にわたり、生産井からの生産物を気体と液体に分離処理します。

 なお、沖合生産・貯油出荷施設(FPSO: Floating Production, Storage and Offloading(名称:イクシス ベンチャラー)、以下、FPSO)も、今後、現地に曳航し設置作業を行う予定です。また、引き続き、オーストラリア北部準州ダーウィン郊外で進めている陸上ガス液化プラントの建設作業などを鋭意進めて参ります。

 今後の生産スケジュールについては、CPF及びFPSOの現地到着後、設置作業やコミッショニング作業を行い、井戸からの生産を開始します。以降、今期中にコンデンセート・液化天然ガス(LNG)・液化石油ガス(LPG)の生産を順次開始し、その後、生産物を出荷していく予定です。

 当社は、本プロジェクトに関係するプロジェクトパートナー、地域コミュニティの方々、オーストラリア連邦政府、西豪州政府及び北部準州政府などのオーストラリアの関係者やプロジェクト関係者の方々のご理解とご協力を得ながら、本プロジェクトの成功に向けて引き続きまい進する所存です。

以上

<イクシス LNG プロジェクト>

 イクシスLNGプロジェクトは、当社が操業主体(オペレーター、参加権益比率:62.245%)としてトタール社(同:30%)、台湾中油(CPC、同:2.625%)、東京ガス(同:1.575%)、大阪ガス(同:1.2%)、関西電力(同:1.2%)、JERA(同:0.735%)及び東邦ガス(同:0.42%)と共に、オーストラリア連邦西豪州沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを、オーストラリア連邦北部準州のダーウィンに建設する陸上ガス液化プラントにて液化し、年間890万トンのLNG及び年間160万トンのLPGとして生産・出荷すると共に、沖合生産・貯油出荷施設(FPSO)などから日量約10万バレル(ピーク時)のコンデンセートを生産・出荷する計画です。本プロジェクトは、40年という長期にわたって稼働が見込まれる世界的にも大規模なLNGプロジェクトです。当社は、1998年の公開入札により本プロジェクトが位置する鉱区の探鉱権を取得、その後の探鉱・評価作業や基本設計作業などの開発検討作業を経て2012年1月に最終投資決定しました。

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