日立製作所/空気圧縮機メーカーを買収する契約を締結し北米の産業ビジネスに本格参入 SCM・製造拠点 2023.06.17 日立が空気圧縮機メーカーを買収する契約を締結し、 北米の産業ビジネスに本格参入 強固なグローバル販売網を獲得し、デジタルソリューションを展開 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)とAccudyne Industries(CEO:Charles Treadway/以下、アキュダイン社)は、本日、アキュダイン社の子会社および保有資産で運営され、Sullair ブランドの空気圧縮機の製造・販売を手がける Sullair事業(President: John (Jack) Carlson/以下、サルエアー)を日立が買収する契約を締結しました。 日立は、進化した社会イノベーション事業でお客さまとの協創を加速させ「IoT時代のイノベーションパートナー」となることをめざし、2016年4月より、フロント・プラットフォーム・プロダクトから成るマーケットドリブンな事業体制を導入しています。フロントが、IoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」をコアに、デジタル技術を活用した社会イノベーション事業を迅速・効率的に提供することで、お客さまと共に新たな価値を創造しています。 本買収により日立は、サルエアーの北米地域を中心としたグローバルな販売ネットワークを獲得します。サルエアーの顧客に、日立が長年培ってきたIT×OTのノウハウを活用したデジタルソリューションや、IoT対応プロダクトを提供して社会イノベーション事業のグローバル展開を加速させます。 また、プロダクト事業で日立は、「幅広い産業ニーズに応える『強いプロダクト事業』の確立」をめざし、2015年5月に日立の産業機器事業を統合したインダストリアルプロダクツビジネスユニット(CEO:青木 優和)を立上げました。中小型の産業機器事業を手がける株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)と一体となったプロダクト事業を展開しています。特に空気圧縮機事業を重点事業として位置づけ、日本およびアジアを中心に高品質かつ高効率なプロダクトを提供しています。サルエアーの製品群に、補完関係がある日立製品を加え、北米地域を中心としたグローバルな販売ネットワークを活用し、空気圧縮機事業の拡大を図ります。 サルエアーは、1965年の創業以来、信頼性を武器とした幅広い空気圧縮機製品をグローバルに販売しています。特に北米地域を中心とした強固な販売ネットワークと顧客基盤を確立しています。アキュダイン社が日立を選択したのは、日本およびアジアに販売網を有して相互補完の関係にあり、サルエアーが長期的な成功を収めるためのベストパートナーと判断したものです。日立への売却は、サルエアーとその従業員にとってもベストな選択です。 日立執行役副社長兼インダストリアルプロダクツビジネスユニットCEO 青木 優和のコメント 「本日、アキュダイン社と、空気圧縮機事業を手がけるサルエアーの買収について合意することができ、大変嬉しく思います。日立は、サルエアーの強みを融合することで競争力を向上させ、空気圧縮機事業を強化するとともに、サルエアーの持つ北米を中心とするグローバルフットプリントを活用することで、社会イノベーション事業のグローバル展開を加速させます。」 ■アキュダイン社CEO Charles Treadwayのコメント 「本件は、サルエアー、従業員、代理店パートナーおよび、お客様にとって非常に魅力的であると考えており、日立と合意することができ、大変嬉しく思います。」 ■サルエアー・プレジデントJack Carlsonのコメント 「日立およびサルエアーのパートナーシップにより、更なる飛躍に向けて挑戦を続けたいと思います。」 サルエアーの買収総額は1,245百万ドル(約1,357億円)です。なお、買収総額は、サルエアーの運転資本金額および純負債額に変動が生じた場合等は、譲渡実行時に修正される可能性があります。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 ニュースリリース PDF形式、355kバイト