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シーアールイー/マルチテナント型物流施設「ロジスクエア浦和美園」を竣工

物流不動産・施設 2023.06.17

マルチテナント型物流施設「ロジスクエア浦和美園」竣工

株式会社シーアールイー(代表取締役社長/山下修平 本社/東京都港区)は、2017 年 4 月 14 日、 埼玉県さいたま市において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア浦和美園」を竣工いたしま した。 なお、「ロジスクエア浦和美園」の一部は既にテナントが確定しておりますが、今後、施設の内 覧会を実施して募集区画のテナントリーシングを推進していく予定です。

「ロジスクエア浦和美園」の開発地は東北自動車道「浦和」インターチェンジより約 700m に 位置しており、首都高速川口線、東京外環自動車道へのアクセスも良く、都心部を見据えた関東 エリア全域をカバーする物流の戦略的拠点として非常に優れた立地にあります。また、東京メト ロ南北線と相互乗り入れを行う埼玉高速鉄道「浦和美園」駅より約 450m、徒歩 6 分に位置して いることに加え、周辺地域では大規模な複合型まちづくり(事業主:UR 都市機構)が推進され ており、職住近接による労働力の確保にも高い優位性が見込まれます。 「ロジスクエア浦和美園」は24,094.97㎡の敷地に地上4階建て、延べ面積52,372.92㎡の施設で、 ワンフロアが約3,800坪、3階部分へ大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、トラックバ ースを1階及び3階に備えるマルチテナント型物流施設です。場内出入口は3‐4階テナント専用ゲ ートを設け、1‐2階テナントとの敷地内トラック動線を完全分離することにより、場内車両渋滞 や接触事故防止に配慮を行い、さらに、1階及び3階のトラックバースは大型トラック計44台が同 時接車可能となっており、大型トラックの待機スペース12台と合わせて、効率的な入出庫オペレ ーションを実現します。倉庫部分の基本スペックとしては、床荷重は1.5t/㎡、有効高さは各階6.0m 以上(一部を除く)、平均照度は300ルクス以上、荷物用エレベーター(4.1t)を計8基設置、且 つ、垂直搬送機の設置や事務室の増設、倉庫内の空調機設置などの入居テナントの将来ニーズに も一定の対応が出来る仕様として、マルチテナント型物流施設としての汎用性を考慮した当社の 基本スペックを満足する施設となっております。 「ロジスクエア浦和美園」では次世代の先進的物流施設としてハイスペックかつ汎用性のある 仕様を多数取り入れております。倉庫内の防火区画壁には、倉庫業法で定められた壁強度 (2,500N/㎡)を有する耐火断熱パネルを採用しております。耐火断熱パネルは、法令で定めら れた耐火性能を満足させつつ、マイナス 10℃帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用する 事も可能で、入居テナントの冷蔵冷凍設備導入時のイニシャルコスト圧縮や、外壁のサンドイッ 2 チパネルとともに冷暖房設備設置時の熱負荷低減に大きく寄与する事が可能となっており、鋼板 製のパネル仕上げによる倉庫内の美観向上と合わせて、施設の就業環境改善に繋がるものとなっ ております。さらに、耐火断熱パネルは従来の ALC(軽量気泡コンクリート)や軽量鉄骨造の防火 区画壁と比較して耐震性能が大幅に向上しており、当社開発物件の標準装備である緊急地震速報 システムの導入、AED の設置や耐震型設備配管の採用、トラックバース及び 3 階車路の泡消火設 備の設置などと合わせて、入居テナントの BCP(事業継続計画)策定の一助になるものとなって おります。 トラックヤードや待機スペースなどの大型トラックが通行するエリアの舗装には、塑性変形抵 抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を全面採用しております。さらに、 従来は白色であった「半たわみ性舗装」に黒色顔料を添加して誘導ラインなどの視認性を高める ことで場内の安全性を向上させ、車両のタイヤ跡を目立たせないことで舗装面の恒久的な美観維 持に寄与します。 環境対策としては、壁面緑化、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の採用、夏季の 倉庫内温度低減のために井戸水を利用した屋根散水設備の設置などを行い、環境や省エネルギー に配慮した施設としてCASBEE埼玉県のAランク認証、BELS※1の最高ランクである「★★★★ ★(5つ星)」評価を取得しており、当社の開発する物流施設の環境負荷低減への取り組みが高く 評価されております。 井戸水については非常用発電機・濾過装置を備える事で、地震発生時など緊急時の断水、停電 の際に地域住民への生活用水提供と、敷地内の散水設備としても利用する予定です。さらに、LED 照明は働く方々の職場環境を考慮して、従来の昼光色よりも身体へのストレスを軽減すると言わ れる温白色器具を採用しております。 また、施設のサイン計画として有効高さ、床荷重、照度などの倉庫機能を可視化したデザイン の採用や、共用のアメニティとして休憩室や駐輪場上部の屋外テラスを設置するなど、働く方々 の快適性を高めるための工夫を取り入れております。 ※1 BELS 評価について 国土交通省が推進している建築物の省エネルギー性能を評価・表示する統一的な公的指標であり、 Building Energy-efficiency Labeling System の略語です。

■ロジスクエア浦和美園の概要

所 在 地 : 埼玉県さいたま市緑区 (さいたま都市計画事業大門上・下野田特定土地区画整理事業施行地区内)

用途地 域 : 準工業地域

敷地面 積 : 24,094.97 ㎡(7,288.72 坪)

建築面 積 : 14,549.52 ㎡(4,401.22 坪)

延 ベ 面 積 : 52,372.92 ㎡(15,842.80 坪)

主 要 用 途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)

構 造 規 模 : 柱 鉄筋コンクリート造+梁 鉄骨造 地上 4 階建て

工 期 : 2016 年 2 月 15 日 ~ 2017 年 4 月 14 日

設 計 : 株式会社錢高組一級建築士事務所

施 工 : 株式会社錢高組 東京支社

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