商船三井/創意工夫をもってチャレンジし、現場と安全を意識して(入社式社長挨拶) 物流全般 2023.06.17 入社式社長挨拶 ~創意工夫をもってチャレンジし、現場と安全を意識して~ 株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は、4月1日付で39名(海上新卒採用12名、陸上新卒採用27名)の新入社員を迎えました。入社式における社長 池田潤一郎の挨拶を下記の通りお知らせします。 記 皆さん、入社おめでとうございます。世界を相手に事業展開する商船三井に自ら決意を持って入社する皆さんを歓迎します。昨今、世界の政治・経済情勢や海運業界を取り巻く環境は大きく変化しており、従来に増して我々が長期ビジョンに掲げる「強くしなやかな商船三井グループ」の実現が求められています。その中で、商船三井に入社する皆さんに3つのアドバイスを送ります。 1.MOL CHART ~チャレンジ~ 商船三井の未来を担う人材像は「MOL CHART」に凝縮されています。中でもCのChallengeは、いま最も大事にすべき要素です。当社も、新規事業・グループ経営推進部を新設し、洋上風力発電事業へ出資するなど、新しいビジネスの創出にチャレンジしています。従来の発想や手法にとらわれず時間生産性を向上させ、そこで捻出した時間を新たな価値創造の取り組みに充てていきます。皆さんも生産性の向上を強く意識し、若い発想力でアイデアを臆せずにどんどん提言、遂行していってほしいと思います。 2.ソリューションを見つけ出すことを楽しむ ~現場主義~ 海運企業で働くということは世界経済の環境変化のダイナミズムの中に身を投じることです。海運業界は、山あり谷あり、大波や静かな波を繰り返しており、当社はその環境変化の中で130年以上この波を乗り越えてきました。皆さんも今後、正解の無い問題に直面した時には客観的に問題を見つめ、ソリューションを見つけ出すことを是非楽しんでほしいと思います。このソリューションを得るヒントは現場にあります。現場に行って、商船三井のビジネスはどのように動いているのか、自分の目で見て、経験者に聞いて、自分の頭の中で再構成することが大事です。現場に携わる機会の多い内に、しっかりと現場への理解を深め、現場が原点であるという思いで仕事に取り組んで欲しいと思います。 3.安全意識 商船三井は、安全運航を社会的使命かつ最重要課題とし、「世界最高水準の安全運航」を目指しています。海運業では安全運航は必須のもので、安全運航はMOLグループが企業として存続するために絶対に疎かにしてはならない必要不可欠な基盤です。皆さんも海上・陸上一体となった安全文化の醸成に尽力してください。 最後に、海運業はハード面での差別化を図ることが難しい産業です。したがって、最後に差をつけるのは社員それぞれの人間力です。一人一人がソリューションを見つけ出すことを楽しんで創意工夫し、安全運航を意識していくことで、皆さんが当社を世界ナンバーワンの海運会社に導いてくれると信じています。