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商船三井/コンテナ船事業における固定資産の減損損失で205億円の特別損失を計上

物流全般 2023.06.17

特別損失の計上、並びに特別損失予想の修正に関するお知らせ

当社は、平成 29 年3月期において、下記の通り特別損失を計上し、特別損失予想の修正を行うこととな りましたので、お知らせ致します。

1. 特別損失(コンテナ船事業における固定資産の減損損失)の計上

(1) 特別損失の内容

コンテナ船事業において、運賃市況が一定の改善を見せつつもなお低水準で推移する中、収益性の 低下が長期化し、当該事業に係る船舶等の固定資産について減損の兆候が認められたため、当該固 定資産の回収可能性を検討した結果、平成 29 年3月期第4四半期において減損損失 205 億円を特 別損失として計上することとなりました。 なお、当社は平成 28 年3月期においてもコンテナ船事業に係る減損損失を計上していますが、そ の後もコンテナ船の船価市況の低下が継続していることから、今回、これを回収可能価額の算定に 反映させております。

(2) 当社業績への影響

平成 29 年1月 31 日に発表した平成 29 年3月期通期連結業績予想において、上記の特別損失の可 能性があることを勘案し、親会社株主に帰属する当期純利益を予想しております。(平成 29 年1月 31 日付「平成 29 年3月期通期業績予想の修正、及び期末配当予想に関するお知らせ」をご参照。) このため、本件による通期連結業績予想への影響は軽微であります。

2. 特別損失予想(ドライバルク船事業)の修正

(1) 修正の内容

ドライバルク船事業における構造改革※の一環として、在シンガポールの当社連結子会社 MOL Bulk Carriers Pte. Ltd.(以下「MOLBC 社」)は、平成 28 年9月末をもって営業を停止し、これに先立 ち、運航船舶の傭船契約を解約又は当社に譲渡しました。これに伴い発生する傭船契約解約・譲渡 損失の予想が 69 億円増加致します。

※ 平成 28 年3月 31 日付「ドライバルク船事業及びコンテナ船事業における構造改革の実施並び に特別損失の計上について」ご参照。

(2) 修正の理由

傭船契約解約・譲渡損失予想の円換算レートを、MOLBC 社営業停止時のレート(平成 28 年9月末 101.12 円/US$)から同社の決算期末レート(平成 28 年 12 月末 116.49 円/US$)に修正することに よるものです。

3. 平成 29 年3月期通期連結業績予想について

平成 29 年1月 31 日に発表した予想との比較において、上記2.により特別損益が悪化しますが、一 方で営業損益及び経常損益は、足下のコンテナ船の市況改善等によって改善傾向にあります。平成 29 年3月期通期連結業績の実績につきましては、精査の上、4月 28 日に発表する予定です。

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