味の素/ミャンマーで粉末飲料の工場を新設 SCM・製造拠点 2023.06.17 味の素(株)、ミャンマーで粉末飲料の工場を新設 投資総額約25億円、2017年3月着工 ~ミャンマー市場へ本格参入~ 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、2016年2月に設立したミャンマー味の素食品社(Myanmar Ajinomoto Foods CO., LTD.、以下「MAF社」)において、粉末飲料「Birdy®」 3 in 1(「バーディー」3 in 1)の工場をヤンゴン管区のティラワ経済特区内に新設します。投資額は約22百万米ドル(約25億円)※で、2017年3月中に着工する予定です。2017年9月に生産(包装)・販売開始を予定しているうま味調味料「味の素®」と合わせ、製品ラインアップを拡充し、ミャンマー市場に本格参入して世界各国における「おいしさNo.1」の実現を目指します。 (外務省HPより) ミャンマーの人口は約51百万人、GDP成長率は約6.3%(2016年、国際通貨基金推定)で、今後も高い経済成長が見込まれます。ミャンマーにおける粉末飲料の市場規模は2016年に約247千トン(前年比112%、当社推定)と、タイの約2倍の規模を持つ有望な市場で、近年、競争が激化しています。 こうした環境の下、当社はMAF社の生産販売体制の早期構築および製品ラインアップ拡充のため、同社の資本金を45百万米ドル(約51億円)※に引き上げ、ティラワ経済特区に粉末飲料の工場を新設することとしました。これにより、ミャンマーの生活者のニーズに合った製品を提供するとともに現地に根差したマーケティング活動や販売活動を推進します。MAF社の新工場は2018年2月に稼働開始、4月より新工場で生産した粉末飲料を販売する予定です。今後は調味料や加工食品など多角化も検討し、更なる事業の拡大を目指します。 当社は、2017-2019中期経営計画において、食品事業の地域ポートフォリオ強化を通じた成長を目指すべく、新地域展開の加速を重点戦略の一つとして掲げています。ミャンマー市場への本格参入は、アセアンにおける事業展開を加速させる重要な施策です。当社は、現地の食生活・食文化に適合した製品カテゴリの展開を通じて、現地の生活者のより健やかな生活に貢献します。 ※ 1米ドル=112.56円(2017年2月末レート) タイ ベトナム タイ、ベトナムで販売している「Birdy®」3 in 1 粉末飲料工場の外観イメージ図 <粉末飲料工場の概要> (1) 所在地 : ミャンマー連邦共和国ヤンゴン管区ティラワ経済特区内 (2) 投資額 : 約22百万米ドル(約25億円) (3) 敷地面積 : 土地 約34,471m²、工場延床面積 約7,744m²(建屋構造3階建て) (4) 稼働開始 : 2018年2月(予定) 参 考 ■ミャンマー味の素食品社の概要 (1) 英文会社名 : Myanmar Ajinomoto Foods CO., LTD. (2) 所在地 : ミャンマー連邦共和国ヤンゴン管区ティラワ経済特区内 (3) 設立時期 : 2016年2月 (4) 代表者 : 社長 小川 智(おがわ さとし) (5) 資本金 : 45百万米ドル(約51億円) (6) 株主構成 : 味の素アセアン地域統括社90%、タイ味の素社10% (7) 従業員数 : 6名(2017年2月現在) (8) 事業内容 : うま味調味料「味の素®」の生産(包装)・販売、粉末飲料「Birdy®」3 in 1生産・販売