物流ニュース

平成29年3月13日

平成29年3月6日から10日にかけて，英国ロンドン国際海事機関(IMO)本部にて，第４回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会（※３）が開催されました。主な審議結果は以下のとおりです。
 

1. SOLAS条約の船舶航路指定制度に基づき，我が国初の推薦航路（※２）の提案が合意され，採択のため第98回海上安全委員会（MSC 98）に上程されることになりました。
2. GMDSS（※４）近代化計画案が最終化され，採択のためMSC 98に上程されることとなりました。

※１：航行における安全性及び効率性等のために、強制的な分離通航や非強制な対面通航などの航路をIMOが指定する制度。指定の要件・手続きはIMOによって定められている。
※２：航路指定の一般通則に基づく航路方式で、対面航行を「推奨」するため，その中心線を定めた航路。
※３：航路指定，無線設備や航海機器等の技術基準・搭載要件及び遭難救助に関するガイドライン等について検討を行う小委員会。
※４：全世界をカバーする遭難信号の送受信や海上安全情報を自動で受信できる通信システム

審議結果の詳細は別紙をご参照ください。