名村造船所/8 万 2 千トン型ばら積み運搬船「SAKIZAYA JUSTICE」を竣工 物流全般 2023.06.17 8 万 2 千トン型ばら積み運搬船「SAKIZAYA JUSTICE」竣工 当社は 3 月 9 日、伊万里事業所(佐賀県)で建造 していた SAKIZAYA JUSTICE S.A.様向け、8 万 2 千ト ン型ばら積み運搬船「SAKIZAYA JUSTICE」を引渡し いたしました。 本船は、8 万 2 千トン型ばら積み運搬船シリーズ の第 5 番船となります。 <特 長> (1) 本船は穀物、石炭、鉄鉱石などを運搬するパナマックスバルクキャリアであり、共通構造規則(CSR)を適用し、 且つ高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型としている。 (2) 省エネ船尾付加物の装備ならびに風圧抵抗低減を図った居住区形状の採用による推進性能の向上と共に電子制 御式主機関を採用し燃料消費量の低減を図っている。 (3) 最新の高効率プロペラを採用することにより、推進性能向上を図っている。 (4) バラスト水排出性能向上の為に大容量のバラストポンプを装備しており、更に専用のバラストストリッピングラ インを設けている。 (5) 港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびホールド洗浄水の船外排出を適切に管理すべく、汚水等 の貯蔵タンク(Grey water holding tank, Treated sewage holding tank, Slop tank)を装備している。 (6) バラスト水管理条約発効に先立ち、バラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水の水質を制御することで海 洋環境の保護に努めている。 (7) バラストタンク新塗装性能基準(IMO PSPC-WBT 規則)を適用し、バラストタンクの腐食防止に努めることにより、 船舶の安全性を高めている。 (8) 主機関および発電機関は海洋汚染防止条約(MARPOL 条約) によるNOx 排出規制(Tier 2) に適合した機種を採 用している。また、機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の軽減 を図っている。 <主 要 目> 全 長 228.99 m 幅 (型) 32.26 m 深 さ (型) 20.10 m 総 ト ン 数 44,425 総トン 載 貨 重 量 81,691 重量トン 主 機 関 MAN B&W 6S60ME-C8.2 1 基 定 員 25 名 船 級 ロイド船級協会 (LR) 船 籍 パナマ