2017年03月09日

報道関係者各位 
イーソル株式会社

   
Honeywell社製 産業用ハンディターミナル
「Dolphin 99EXni」(非発火性 防爆モデル)   

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、Honeywell International Inc.が開発した(※) TIIS国内防爆規格認証の産業用ハンディターミナル「Dolphin 99EXni」を、イーソルの無線LAN搭載ハンディターミナル用エミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen(イムゼン、以下Emusen)」および、入出庫・棚卸などのバッチ処理型アプリケーションの作成が容易な「eSOL Emusen easy(イムゼン イージー、以下Emusen easy)」がサポートすることを発表します。Dolphin 99EXni 対応のEmusen easyは、2017年4月にリリース予定です。今回の対応により、Emusen easyがサポートする端末ラインアップに、初めてTIIS国内防爆規格認証ハンディターミナルが加わりました。石油コンビナートや化学プラント、ガス発生場所、発電所などで使われることを想定したDolphin 99EXni向けのアプリケーションを開発する際、運用方法や現場の環境、必要な機能に合わせて、EmusenまたはEmusen easyを選択でき、効率的なソフトウェア開発を実現できます。 

Emusenは、無線LAN搭載ハンディターミナルに対応したエミュレータ開発支援ツールです。国内外の多種多様なハンディターミナルへの対応実績があります。Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なるハンディターミナル上で無線エミュレータシステムとして動作させることができます。ユーザはハードウェア依存部を変更するだけで、同一アプリケーションを異種複数のハンディターミナルで使えるようになります。さらに、従来ハンディターミナル向けのシステム開発において必要不可欠だった、ハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発は不要なため、開発期間の大幅な短縮とコスト低減を実現できます。アプリケーション起動中は常時サーバと接続し、リアルタイムなデータ送受信および更新が可能です。Emusenのシミュレータ機能により、手元に実機がなくてもハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行えます。 

Emusen easyは、GUI画面での簡単な操作でハンディターミナルのアプリケーションを作成できるソフトウェアツールです。決められた項目から必要な機能を選択するだけで、アプリケーションを作成できます。入出庫処理や棚卸処理などのバッチ処理型の運用に適しています。パソコンとの通信制御プログラムや、スキャナ制御プログラムが標準で搭載されているため、ユーザはアプリケーションの作成に集中できます。 

※日本国内での販売およびプロモーションは株式会社イメージャーが担当。 

■Dolphin 99EXniの特長
・公益社団法人 産業安全技術協会(TIIS:Technology Institution of Industrial Safety)が実施する防爆検定に合格した、非発火性、防爆仕様のハンディターミナル 
・一次元コード、二次元コードの読み取りに対応 
・IP67に準拠し、高温、低温、多湿、粉塵や泥汚れの多い場所など、過酷な環境下での運用に耐え得るタフネス仕様 
・長時間運用を可能にする省電力設計 

▽Dolphin 99EXni詳細:http://www.imagers.co.jp/products/99ex.html
▽Honeywell ウェブサイト(開発元):http://country.honeywellaidc.com/ja-JP/Pages/default.aspx (日本語)
▽株式会社イメージャー ウェブサイト(販売元):http://www.imagers.co.jp/



ハネウェルジャパン株式会社(セイフティー&プロダクティビティ・ソリューションズ_ゼネラルマネージャー) 
西巻 宏 様 のコメント 

「石油コンビナートや化学プラント、ガス発生現場、発電所などの防爆エリアで使用できるDolphin 99EXniに、Emusenシリーズが対応したことを歓迎します。eSOL Emusenに加え、アプリケーション開発が容易で実績が豊富なeSOL Emusen easyが対応したことにより、アプリケーション開発コストの削減や、Dolphin 99EXniの利用シーンの拡大につながるものと大きく期待しております。」 


イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント

「Emusenシリーズは、イーソルの豊富な経験とノウハウを駆使して開発したアプリケーション開発支援ツールです。長年にわたり物流・流通の現場の声を数多く聞き、Emusenシリーズの機能追加等を行ってまいりました。ハンディターミナル向けアプリケーションの標準開発ツールとして選択されることを目指し、利用シーンの拡大も含め、イーソルは今後もユーザ目線でEmusenシリーズを開発し、ユーザの業務効率の向上に貢献してまいります。」 

■補足資料 

Emusenシリーズについて 

Emusenシリーズには、無線LAN搭載ハンディターミナル用エミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen」と、バッチソフトウェア開発ツール「eSOL Emusen easy」があります。eSOL Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なる各社製ハンディターミナル上で動作させることができます。従来ハンディターミナル向けのシステム開発において必要不可欠だったハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発は不要です。アプリケーション起動中は、常にハンディターミナルとサーバが接続されているため、リアルタイムなデータの送受信やプログラム変更などを実現できます。またシミュレータ機能により、ハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行え、開発経験がなくても容易に開発できます。eSOL Emusen easyは、プログラミングの知識がなくても、GUI画面で決められた項目を選択するだけの簡単な操作でハンディターミナルのアプリケーションが作成できます。サーバやパソコンとの通信制御プログラムが予め用意されているため、ユーザはアプリケーション開発に集中できます。イーソル製ハンディターミナル「eSOL Geminus」シリーズをはじめ、多種多様な各社製ハンディターミナルに対応しています。

Emusenシリーズ詳細

イーソル株式会社について 

イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業のリーディング企業です。流通・物流市場に向けて、冷凍倉庫や食肉加工場、粉塵が舞う施設や、屋外での物流・流通現場で優れた耐環境性能を発揮するハードウェア技術を核に、ソフトウェア開発、サポートを組み合わせたトータルソリューションを提供しています。食肉・冷菓業界でトップシェアを誇る車載伝票発行プリンタと、完全結露対策・完全防水設計を施し-30℃の環境下でも使えるハンディ端末で多彩な実績があります。耐環境技術を展開して開発したIoT環境モニタリングシステムには、農業、防災・減災インフラの各場面で採用が進んでいます。