コーセー/群馬工場の新生産棟が3月1日より稼働開始 SCM・製造拠点 2023.06.17 群馬工場の新生産棟が3月1日より稼働開始 世界のマザー工場として、国内外の総生産量が1.3倍に 株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)が群馬工場(群馬県伊勢崎市)の敷地内に新たに建設した新生産棟が、3月1日に一部稼働を開始しました。稼働当日には関係者約150名を招いて稼働式や工場見学、完成披露パーティを実施しました。 群馬工場は1980年に稼働を開始し、当社のスキンケアやコスメタリー製品を中心に生産していましたが、近年の売上拡大に伴う生産量の増大と、多品種少量需要への対応が必要とされていました。また、グローバル化に伴う”Made in Japan”の化粧品ニーズの高まりにも対応するため、現在の生産棟に並ぶ形で、より高付加価値製品の生産能力強化を目指して新生産棟を建設し、今後は群馬工場を海外を含めたマザー工場として位置づけます。 今回稼働した新生産棟の特徴は、製品タイプ毎に生産ゾーンを分け、それぞれを管理することにより、化粧品GMP(※1)に準拠した生産環境を構築し、万全な品質保証体制に結びつけていきます。 棟内の諸室は生産工程順にコンパクトに集約し、動線のワンウェイ化を図っており、また上下の動線は自動化設備を活用し、物流・マテリアルハンドリング効率の向上を図り、自動化ライン等とあわせ生産性の向上を実現します。その結果、当社の持つ工場の国内外の総生産量(※2)が、稼働後は従来の約1.3倍へと拡大します。 また、2012年に導入済みのエネルギー総合効率に優れたコージェネレーションシステムを群馬工場全体で活用してCO2排出量を低減するなど、環境負荷低減への取り組みを続けます。 ※1:good manufacturing practice(医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準) ※2:国内外の自社生産個数換算(アルビオン工場を除く) <群馬工場概要> 所在地 群馬県伊勢崎市境伊与久 1913 敷地面積 89,000 m2 生産品目 メイクアップ・スキンケア製品 <新生産棟概要> 延床面積 18,666 m2 (5,656 坪) 階数 地上 3 階建 生産能力 年間 4,500 t、3,000 万個 →国内外総生産量は従来の 30%増 投資額 60 億円 従業員数 300 名(予定) <手前が新生産棟> ※既存棟と合わせると約 700 名強となる予定です