昭和電工/アルミ缶、ベトナム第二製造拠点設立を決定 SCM・製造拠点 2023.06.17 アルミ缶、ベトナム第二製造拠点設立を決定 ―中部に新工場を建設、北部で蓋材も増強し、20億缶体制へ― 昭和電工株式会社(社長:森川 宏平)の連結子会社である昭和アルミニウム缶株式会社(社長:田代 泰、東京都品川区、以下、昭和アルミニウム缶)は、ベトナムでの事業拡大を図るため、ベトナム中部のクアンナム省に同国で2番目となる生産拠点を新設します。 昭和アルミニウム缶は、ハノイ市近郊(バクニン省)のアルミニウム製缶メーカー ハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ハナキャン社)を2014年5月に子会社化し、ハナキャン社が所在する北部を中心に、同国での販売を順調に拡大しています。昨年後半以降、高稼働が続いていることから、生産能力の増強を検討してきました。 今回拠点を新設するクアンナム省は、中部最大の都市であるダナン市に隣接し、インフラ整備や企業誘致等の積極的な経済政策を背景に、国内外の飲料メーカーの進出が相次いでいます。中部地域はすでに一部のお客様への出荷が始まっていること、今後飲料用アルミ缶の高い成長が見込めることから、進出を決定しました。 新工場には年産能力7億缶の缶体の生産設備を1ライン設置します。また、缶体ラインの増強に合わせ、ハノイ市近郊の現工場内に缶蓋の生産設備を1ライン新設します。これらの増強により、ハナキャン社の缶体・缶蓋の生産体制は2018年10月までに年産20億缶となる予定です。投資額は併せて約50億円を見込みます。 昭和アルミニウム缶は、2014年以降、同社の持つ生産技術力と品質管理体制をハナキャン社に導入し、既存の顧客基盤強化と外資系飲料メーカーの新規開拓を進めてまいりました。 新工場においても、同地域で最高品質のアルミ飲料缶メーカーを目指し、市場要求に応えられる製品を迅速に提供することで、ベトナムでのアルミニウム缶事業を拡大していきます。 以上